茫茫漫遊記 世界一まわり編(1)
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5月20日 アントワープの港

港はどこも同じ感じです。アントワープ
は、あのネロ少年の物語(フランダー
スの犬)の 舞台になった街ですが、
これはそれに出てくる教会ではではありません。



アントはハンド(手)の意味、 ワーペンは投げると言う意味だと聞きました。
昔、巨人がこの町を暴政で支配していて、住民が苦しみましたが、 若者ブラボーが、この巨人と戦い、その手をもぎ取り河へ投げ捨てたと言う物語に起源を持つ町の名前だとか。 この伝説を表した銅像の噴水が広場にあり、盛んに水を噴いていました。

ちなみにネロ少年の見たかった ルーベンスの祭壇画が実在している教会は、拝観時間外と言うことで駄目でした。ネロと同じです。

日本でよく知られているこの物語 (A dog of Flanders) は,イギリスの女性作家ウィーダの作品で現地では あまり知られていないらしいですね。


ブルージュ日tの愛の泉とフリーマーケット








アントワープからブルージュへやってきました。
ブルージュ・ゲント・ブルッセルは日本でもよく知られた観光地のセットのようなところで、 以前に訪れたときと同じコースをたどります。(十年ぐらい前)と様子は全く変わっていない感じです。 運河のクルーズも前と同じでした。
この前はここに一泊しましたので、フリーマーケットを覗く時間があり、 レース博物館を見たりマルクト広場のライトアップも楽しみましたが、今回は通 過でした。
愛の泉には白鳥が沢山いました。これらは運河めぐりのボートからのスナップですので、フリー、マーケットは後ろから撮っています。
ブルージュは昔のままに 残っている町並みが、なんとなく懐かしい感じです。
ボビンレースを編むおばあさんが店先にいて、 にこにことその技術を見せてくれています。
ここではレースのドレスを着た人形を買いました。 レースの町。
角のとれるまで時代を経た石畳の街は歩きにくくて疲れます。


ゲントの運河とギルドハウス群

   




ゲントの街は、ブルージュと同じように運河で発達したところです。
この美しい運河に沿って建つギルドハウス群は1400年代のものがありますが、 石造りですから今もなおきちんと立っています。
商業の中心はアントワープの方に移ってしまい、 今はこの古い町並みの魅力に惹きつけられて、沢山の観光客が来ています。フランドル城もごたぶんに洩れず、 今は観光の城になっています。
この城の前には広場があり、1791年だかのポストが今も健在でした。 広場に面して漁業関係の大きなギルドハウスがあり、これもしっかりしていて市場として今も使われていました。
この城は登ることが出来ますが、私はその前の広場のベンチで、同行の人達を待ちました。 そこでアイスクリームを食べながら、路面電車を待っていた白髪の婦人が話しかけて来ました。 この町はいい町でしょう?私の町ですって・・・。日本から来たと言うと、どう思うかって聞きましたので、 素敵な町ですねと応えました。本当にそう思いました。
この町は油絵の創始者とされるヴァンアイク兄弟の 「神秘の子羊」の絵を見ることができる聖堂があることでも有名です。そちらは絵はがきの方がすばらしいので、 省略しました。

5月21日 休日の朝のアーケード街とショーウィンドー

 





休日の朝のアーケード街とショーウィンドー(ブルッセル) 残念なことにブルッセルは 休日にあたってしまいました。
宿泊した所は目抜き通りでしたが、飾り付けを見るだけで終わりました。 ホテルの中のゴディバのチョコレートのお店もお休みで徹底していました。
これは世界で最も古い アーケード街(1847年?)なのだそうですが、午前中はこの有様です。多分、午後から夕方になれば 少し動き出すのではないかと思いましたが・・・。
ショウウィンドーはさすがレースの國らしく、 美しいレースの飾り付けには感嘆しました。それをを見てまわることで、がっかりしている気持ちを 少し立て直しました。こんなに静かなアーケードの写真も珍しいのではないかと思いましてお見せしました。

かの小便小僧はこのすぐ近くに立っています。この前に来たときは、なんて小さいのだろうと吃驚しましたけれど、 その時よりも大きくなったような感じを受けました。小さい小さいと言う先入観念を持って見たから今回は 大きいと感じたのでしょう。人間の感覚は不思議ですね。写真は勿論省略です。

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