茫茫漫遊記 世界ひとまわり編(1)
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5月17日 ジャンヌダルク幽閉の塔


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ルーアンはかのジャンヌダルクが火刑になったところです。古い建造物はほとんど のこっていませんが、この塔は街の繁華街のすぐ後ろにぽつんとたっていました。

ジャンヌダルクが 処刑の前の何日間か、幽閉された塔だと言うのですが、まるでスリットのような切り込みが、 この塔の唯一の明かり取りでした。中に入ると、すれ違うことが出来ないほどの狭い狭い螺旋階段が続き、 小さな部屋が4層に重なっていました。スリットから、少しだけ外の世界が見えます。

その崇高な愛国精神が、人々に魔女だと思わせたのだそうですね。

少し離れたところに、火あぶりの刑を 行った場所があり、ここには今はモダンな教会がたっていました。時代の推移と言うべきでしょうか。 刑場あとには高い十字架のモニュメントがありました。写真だと天辺のあたりしか写せませんでした。少し変ですが、下から出て来ます。

ジベルニーのモネの家と睡蓮の池
   
   
             






ここを訪れたのは、それはそれは暑い日でした。
ジベルニーはこのモネの家ですべてが 動いているようなところでした。ここより他に見るべきものは何もないのですから・・・・。 この家の為に大きな駐車場もあります。

モネファンの観光客は沢山いて、バスが沢山とまっています。 こんなにもモネは愛されているのだと今更ながらに考えさせられました。

家と薔薇のトンネルのある庭園と 水の庭園とがあります。

この家の緑色の窓は、虫の嫌いな色だと言うことで使われたそうです。 薔薇はここでもまだ季節ではなく、水の庭園の太鼓橋の上に藤の花が盛りでした。睡蓮はまだ幼い葉を ひろげはじめたばかりで少し残念でしたが、想像をする余地がありますから「まぁいい」とします。 アイリスはもう咲き終わりの乱雑な姿になっていましたが、モネの庭園だと思うと、何となく雰囲気が あるのはどういうわけでしょうか。

この家の台所だったところにはモネの蒐集した浮世絵を飾ってあり、 歌麿、北斎、豊國などの逸品があり、これは驚きでした。

隣りに造られた天井の高い大きなアトリエは 今スーベニア店で、モネに関わる種々のものがありました。私は絵はがきを何枚か買いました。

ルーアンの港の風景

静かな港町です。セーヌ川と言えば、「パリの空の下を流れる」あのシャンソンの連想がわいてくるのが自然ですが、 河口から4キロをさかのぼってきますと、ここルーアンが大型船の港になっていました。

そこまでは港を持った大きな 工業地帯が続いており、セーヌ川のイメージが私の中ですっかり変わりました。

ここルーアンから、、ジベルニーとパリに行ったのですが、パリはデジカメで撮りませんでした。あまりに当然の写真ばかりに なりそうでしたから・・・・。パリではオルセー美術館と、オペラ座のシャガールの天井画を楽しみました。 オランジェリーは休館中でした。

ルーアンの街で・・・・・・。



ヨーロッパの街ではよく見かける風景です。一寸した繁華街に小さな広場があり、 屋台店ならぬこんなきれいな遊技店ができます。ルーアンは昔日は、貿易港として盛んだったところですが、 いまはさびれた感じです。

古い街の小さな広場に通じる商店街・時計通りには針が一本だけの古い時計台が ありました。時間だけを指し示すので分単位の時間はわからないまことにのどかな時計です。 この時は修理中でしたが、今でも動いていると言うことでした。

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