茫茫漫遊記 世界一まわり編(1)
イギリス
フランス
ベルギー
デンマーク
ロシア
スウェーデン
ドイツ
ノルウェー
スコットL
アイルL12
アメリカ
5月15日 ロンドン橋

   
    





絵はがきではありません。わたしのお勧めのホテルの窓から、この私が撮った写真です。 25年前泊まって、この風景に魅せられました。

いつも宿は旅行社まかせでしたが、今回は指定して、 久しぶりにこのホテルに泊まりました。Tower Thistle Hotel です。テームズ河に面 して、 タワーブリッジの見える部屋を指定して下さい。ご満足いただけると思います。

運が良ければはね上げも見られます。この前に泊まった時には それを見ましたが、今回は見られませんでした。

ロンドン塔のすぐ前ですので、 その点もお勧めです。

すぐそばにマリーナがあり、黒い板橋を渡ると、向かいにチャールズ・ディケンズイン(下の写真)があります。
インの下はパブです。これもお勧めです。

25年前にこのパブでハーフパインのビールをのみました。
今はライトアップされたりしていて、きれいでした。

ロンドン塔の衛兵達






ロンドン塔はあまりに有名です。高い塔があるわけではありませんが、一番古いホワイトタワーも、いまでは数々の歴史を思い出させる展示場になっています。
その写真を入れるよりもそこを守る衛兵達を紹介しましょう。エ!でもカラスとは何事? この大がらすは、大英帝国の守り神なのだそうで、ロンドン塔で大切に飼育されているのです。 近くに寄ってきて、心を覗くような目付きをされると、何故か怯んでしまう私でした。

ここは最初は城砦として建てられたものでしたが、やがて政治犯の牢獄、処刑場として使われました。 牢獄と言っても、例えばローリーなどと言う大物は書斎を持っていて、ここで有名な世界史を 書いたのだそうです。

トーマス・モアもここで過ごしました。勿論、ご存じの通 りのその他 もろもろの悲劇的処刑物語があると言うわけです。それらも今は観光の目玉 として語られます。 人形のような若い兵と、老人兵(退役軍人)は、大ガラスと一緒にここを守ることを誇りに思ってます。

何しろ女王陛下直属の兵士達ですからね。知ったかぶりのおふざけが過ぎましたか?ごめんなさい。


オックスフォード大学の街とそのカレッジの一つ


ポインターを載せてください

今回は一寸変わった探訪をしました。バッキンガムもハイドパークも ビッグベンもウェストミンスターもみーんな省略して、オックスフォード大学とイートン高校とイングリッシュガーデンにしました。

オックスフォードの街には、学問を深く修めたくなるような雰囲気がありました。
騒々しくなると言うことで駅やバスのセンターも、大学から離れて建設されていました。

大学制度は日本とは全く異なりますが歴史を感じさせる重厚なカレッジ、それらは聖堂を精神の 中心においてはじめられたもので、自ずからなる静謐な空気は、身を引き締めます。


英国の名門高校と大学の話


ポインターを載せてください


ポインターで下から出てくるのはオックスフォード・クライストチャーチ校のこの学生食堂です。 あの不思議の國のアリスのステンドグラスがあります。 ハリーポッターの映画でも使われたところだとか。
イートン高校は写真を写さないでしまいましたが、暗く古い建物でした。
オックスフォード大学と同じように、イートン高校も聖堂がはじめにあり、それを中心に 開学されたところですから、教育の在り方にそれなりの理念があり、高校の制服であるモーニングを着た生徒達 (小さい生徒は少しぶかぶかのモーニングですが・・・)が、とても格好よく見えます。
イートン高校でエリート教育を受け、 殆どの人はオックスフォードに進み、國を指導する立場の人になるわけですね。男の人だけのコースです。 はて?女はどうかな。教育の在り方を考えながらの探訪でした。


5月16日 イングリッシュガーデン

  

開園当初の植物の数が20万種だったと、ガイドが胸をはりました。 英国王室の御用達とか・・・。今は植物の数は知らないと言う話です。

入園するとすぐ大木のオークに 圧倒され、そのあとはもう植物のオンパレード。

いわゆる普通の植物園。果物のなる植物園。野菜の植物園。 高山植物園。雑草植物園?。薔薇園。花木園。

モデル庭園。ありとあらゆる形で魅せられました。

特に今は石楠花の季節、緋色、オレンジ色、朱色、白色、ピンクの西洋石楠花が真っ盛り。

英国の花である薔薇には少し季節が早く、薔薇園は固いつぼみでした。



この花の咲く季節にまた来なさいよと、ガイドが言えば、私もまたきっと来ますと応えました。 外交辞令ですね。

この藤棚は入ってすぐのもので、前の池には睡蓮が固いつぼみを掲げていました。

入園者は中年以上の女性が多く、花の苗や種子、球根などの他に、庭造りに必要な参考書道具類も揃っていて、 ご興味のある方は必見の場所でしょう。

日本のモデル庭園もあり、盆栽庭園もあったりして愉快でした。

珍しい花や木の名前を何度も聞いて、みんな忘れていま日本にいます。西洋の花の名前は覚えにくい! と思いませんか?覚えられないのは私だけでしょうか? それは何故?老化の所為と言えば正解でしょう。


[上へ戻る][目次ページへ]