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4月18日

関門海峡を通って日本海へ出る。
デイリースケジュールは関門海峡景観クルージング
何のことはない。一日中船で過ごすと言うこと。
「退役軍人の集い」などというものがあるようでした。
そんな人たちがかなり乗船してゐるのでしょうが,勿論日本人以外の話。

 

デジタルカメラの使い方。
麻雀。ブリッジ他カードゲーム。
卓球大会、ストレッチの集いなどなど・・・・
・退屈させないように工夫してありますが

   

八十七歳の日本の女は何もすることがないので、
ベッドによこになって、テレビを見たり、海峡の家々を見ててすごしていました。

日本語の解説はありませんから、屋島の戦いの赤旗が海を染めたと言う場所
佐々木小次郎と宮本武蔵の仕合をした巌流島もあるはずですが、解説無しですから解りません。
     

部屋をお見せします。ツインの部屋です。シングルがない。
テレビはベッドからゆっくり見られる対面に大きなのがあります。
ニュースや解説など,今回は日本の近海をいきますが
外国船ですから、日本語のニュースが見られるわけではありません。

日本で見る BS1 のニュースがはいります。他にもエンターテインメントのビデオらしい放送や、
ドラマ。ドキュメント、スポーツなど、退屈はしません。
カジノ(日本近海では出来ませんからお休み)もあります。


バスルーム。シャワーも・・・。お手洗いは日本と同じです。
ロッカーにはドレスも掛けられる丈が充分。金庫。 湯沸かし器、冷蔵庫にソフトドリンク。
生活に全く不自由はありません。毎日ルームボーイが清掃し、ベッドメーキング。
寝ている内に目的地に着きます。

 

 

 入港10時。

境港町の中心までシャトルバスが出るので利用します。


この町は人気漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の作者
 水木じげるの生まれた所だと言う事を売り物にしていて、

鬼太郎記念館があったり、
鬼太郎通りがあって、

道のあちこちに漫画のキャラクターだらけ。
像郵便ポストの上にまで鬼太郎の像
が載っかって居る。

独特の漫画で、一世を風靡したのだが、
鬼太郎せんべい、鬼太郎羊羹、鬼太郎まんじゅうetc。
お土産物屋の小物にもすべて
 漫画のキャラクターが付いてゐル有様。

水木しげるがこの町の救世主!。




駅からこの記念館ま鬼太郎ロード。
いくつもの水木しげるの創造した鬼太郎や,いろいろな妖怪・の像が
道にならんでいます。
面白いことは面白いのですが,漫画に詳しくないものにはわかりませんでした。

     


 
   
おつまみの豆をいろいろ売っている店があったので、
それには鬼太郎がついていないと思い
、船の中で楽しもうと幾種類か買ったら、
袋が鬼太郎の半纏のデザイン。
この袋が評判ですと、ここの主人が言った。

とにかく鬼太郎の町。。鬼太郎まんじゅうというのを、家に送らせ、孫達には鬼太郎関係のデザインの小袋をお土産に買いました・
     



巨嶽山・正福寺。

とにかく鬼太郎・水木しげるの町です。お寺も然り・・・・。

この寺は水木しげるがここに育った幼い頃、近所のおばぁさんと一緒に
出かけていたお寺なのだそうです。

ここの地獄絵図が後に 水木しげるの妖怪に繋がったのだとか。
水木しげるの銅像が境内にありました。


私hこちらを詳しく知りたかったのですが、ガイドにサラリと聞きながされました。


目を歴史に向けると境港は
皇権回復を願って立ち上がった 承久の乱に敗れた後鳥羽上皇が
隠岐は配流される途次に、ここに立ちより、
松の木の下に休んで歌を残したと言う事で知られているのです。


天が下おほふ 袖だになきものを
しばしはゆるせ 浜松のかげ

の故事は、皇の松伝承として残っているのででした。
今回のドライバーは老人の私の興味からは外れ・・・・。
帰宅して調べて見たら皇の松伝承地として石碑があったのでした。

調べて行かなかった事を悔やんでも仕方がありませんが・・・・。
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後鳥羽上皇の歌は小倉百人一首にも入っています。

人もをし 人もうらめし あぢきなく  
世をおもふゆゑに ものおもふ身は


 

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