茫茫漫遊記・スペイン紀行

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9月16日 午後 セゴビアのアルカサル     

世界遺産セゴビアのアルカサル(王城)は遠望しただけですが、すばらしいでしょう?。白雪姫のお城のモデルになったところだとか言われているそうです。
でもここに入城はいたしませんでした。この絶景ポイントでは写真のとりあいをすることになりました。誰もが白雪姫になり、女王様になり、王様になり、王子様になった気分でポーズをとりました。お城は夢を見せるところですね。家に帰ってその写真を見ましたら、老いた侍女か召使いくらいの雰囲気にはなっていましたので、まずは安心。男性はドンキホーテか、サンチョパンサでしょうか。
この写真ポイントは城壁の外にあり、グルッとまわって街に入りました。街の中はトレドと同じ、ひたすらの歩きです。アルカサルはアルカセルと覚えることにしました。





セゴビアの水道橋です。


 これには圧倒されて、アット驚きました。何しろ街の真ん中に残っているんですから・・・・・・。
バスから降りて角を曲がったらデーンと道を横切って水道橋が立っていたのです。その大きさは写真にうつった人間や車の大きさから推定して下さい。
      


この下にインフォメーションオフィスがありました。マップを下さいと英語で言いましたら、「ハポン?」と聞いて来ました。
「シ(イエス)」
「ノ・アブロ・エスパニヨール(スペイン語はは話せません)」
これはうろ覚えの言葉ですから、正しいかどうかはわかりません。すると何と日本語のマップをくれました。

「ムーチャス・グラーシャス(どうもありがとう)」と言ってホクホクニッコリ。
  
序でに同行のメンバーにも日本語案内を貰ってあげたんですよ。こんな言葉で通じさせたんですからずうずうしいですよね。
      
呆れるほどの図々しさは私だけですかしら?



どのようにして建てられたのでしょうか。いずれにしろ気の遠くなるほどの人力が必要だったことでしょう。
この写真を撮るところまで、登りの階段です。そして終われば下りの階段・・・・。転げ落ちたらもうオシマイです。      
1世紀に花崗岩を積み重ねて造られたもので、セメントなんかない時代です。長さは14,965メートルですって。アーチは166本あり、手前の方は2階建てになっています。とにかく圧倒されます。お日様の影が面白かったので、この写真をお見せすることにしました。
 
ローマ時代の建造物が完全な形で残っている唯一のものだと言われています。イスラムの王がこれを破壊させようとしたと言いますが、諦めてしまったとか・・・。そしてそれが19世紀までそのまま現役で使われていて、公害・環境汚染などで損傷がはげしくなり、20世紀に大規模な修復が行われて、まだ使えるそうですから、なんとも言えない驚異の建造物でした。使っているかどうかは聞き忘れました。
 
この水道橋には伝説があり、毎日泉に水を汲みに来る美しい乙女に恋をした悪魔が、、彼女の魂と引き替えに一夜の内にこの水道橋を造ることを約束したのだそうです。(どこかできいたことのあるお話しですね。)聖母マリア様のお力によって、悪魔が最後の石を積み終る前に突然夜が明けてしまい、彼女は助かり、水道橋は出来上がってしまったのだそうです。積み上げた切石に小さな丸い窪みがありますが、それは悪魔の指の跡だとか言います。これはガイドブックの受け売りです。オソマツさまでした。





 




セゴビアの街には教会や修道院が多くあり、その鐘楼でしょうか。

コウノトリが巣をつくっているのが見られます。
子育ての頃には沢山やってきて、飛び巡るとのことですが、今はわたって行ってしまったとのことでした。屋根の上に巣が残っています。

古都でありながら、こんな自然が見られるとは幸せなことです。

毎年同じ巣をつかうそうです。この屋根には4個もの巣がありますが、他の鐘楼にもこんな風に、巣が残されているのが見られました。


 セゴビアの大聖堂

セゴビアの大聖堂にも水道橋と同じ様なお話しがあるみたいです。

こちらはキリスト教時代に入ってからの建物ですのに、大きな素晴らしい建物だからののでしょう。
建築家が悪魔と密約を結んでこの大聖堂を造ることになって、順調に進んだのですが、完成間近になって、その約束を解消したので、悪魔が怒って、塔の為の石を運べなくしてしまったと言うのです。だからこの大聖堂は塔の高さが少し違うのだいうことでした。

でもととのった美しい大聖堂でした。

この町では、水道橋だけがメインで、あとは眺めるだけの観光でした。何しろ大忙しでしたから・・・・。


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