茫茫漫遊記 バルカン半島西部編

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岩礁の聖母教会

門にTITOと言うサインがありました。



この城壁は500年代に作られたもの。門から入ると教会や塔、時計塔など、小型ドブロブニクです。


世界遺産にはコトルとその周辺の自然景観が指定されているのだそうです。入り組んだコトル湾の入江に沿ってぐるぐると海岸の道をまわります。直線距離からすれば大したことがないように見えるコトルの街にたどり着くのに時間がかかりました。

入江の静かなことは言う術を知りません。中に岩礁の聖母教会の島と言う小さな島と、小さな修道院の建っている島がありました。

岩礁の聖母教会は、漁夫がここでながれついた聖母のイコンをみつけ、その聖母に祈って病気が治ったと言う故事に従い、岩礁に一つ一つ石を拾い捧げて島を造りそこに教会を建てたのだとか言う。

複雑な入江に沿ってしばらく行くとコトルの港です。大型の客船が岸壁に着岸していました。後に高い岩山がありますが、其処の峯まで、城壁が長く高くつづいていて、上には見はりの砦のあるのが見えます。モンテネグロへの国境で、出入国の印をもらいたかったのですが何事もなしで、パスポートもみせずに通り過ぎました。

ここからガイドが乗り込んできました。モンテネグロは自国の通貨を持たないで、ユーロを使用しています。1ヶ月300ユーロほどが平均収入で、工業があったのですが、内戦で崩壊し、この頃になって、国家やユーロの援助をうけて復活をし始めていると言う話でした。

とにかく国土の8割が山地なのです。それも岩山。少しばかりの酪農が見られたぐらいで、どのようにして生活しているのかと思うほどでした。このところ観光客が多くなって潤っているそうです。

夏は暑く、雨が多い。熱帯の植物が船で運ばれて来て植えられ、その繁茂に適する気候なのだそうで、家々の庭には椰子の木やその他南国の木々や、花々が咲いていました。
地中海気候で、オリーブオイルや柑橘類栽培ががよいそうです。来る道べの彼方此方に屋台店がでていて、ミカンを袋に入れてつるして売っているのが見られました。



聖キアラ・フランシスコ教会・トレビの泉の彫刻を制作した彫刻家が後に作成したと言う像です。



聖ルカ教会は小さい教会ですが、この地下にはペストで死亡した人々が3千人近く埋葬されているとのこと。


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正教会の中はイコンが沢山飾られていました 。
ここもドブロブニクと同じくイスラム化はしないで自治を守った所です。広場にある、レストランやバールには沢山の人々が集まって時間を潰している様子も似ています。路地は狭く、ごちゃごちゃしていまするが、小さなトラックが走る程度ですので、のんびりと散策が出来るでしょう。

帰途は入江のゴチャゴチャと入り組んだところを省略して、5分間で対岸に渡れるフェリーで連絡する。そのお陰で帰りは時間がかかりませんでしたが、ツァウタットのホテルに着いたのは8時でした。

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