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短 歌  デンマーク編
デンマーク
5月23日

愛されて女王の統治する国はやさしき色のはつなつの花

残しある古く小さき家二軒コペンハーゲンの土産物売る

人魚姫の命をかけし愛恋も童話のこととして哀しめり


窓枠の赤きペンキの親しさよアンデルセンの住みしアパート

水の出ぬ噴水に立つ女神像ほんのりと日にぬくもりており

冬になれば閉ざすとう北欧の遊園地に長き夏の日を愛しみて過ごす

海に沈み海よりのぼる日を数え淡くなりゆく我執かなしむ

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