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短 歌  イギリス編
イギリス
5月15日〜16日 グレート・ブリテンおよび北アイルランド連合王国

窓近く野兎が来て栗鼠がくる林のかこむホテルの朝は

雨過ぎて緑いきおう公園に散りてマロニエの花鮮やけし

朝光のいまだ及ばぬマリーナに白鳥がゆるく水揺らしいつ


ロンドン塔の大き鴉の寄り来れば何のゆえありて怯むかわれは

ギロチンの処刑見に寄る群衆の叫喚もまた歴史のひとつ

日照雨ふるハーバードの街学舎に這いのぼる蔦のまぶしき若葉

庭園の薔薇の季節にはまた来ると叶わぬ約束も旅のたのしさ

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