茫茫漫遊記 オセアニア編6
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2月21日 ケーブルカー








ウエリントンは坂の街です。海岸からすぐに岡になっていて、斜面に家々が立ち並んでいる感じです。
このケーブルカーも街の賑やかな通りの中からのります。コミューターケーブルカーで、通勤や通学にまた買い物にと利用するのでした。途中に大学駅もあります1902年からのもので、1933年から電化され、1978年のリニューアル。たった2輌のケーブルカーが上がったり、下がったりを繰り返します。

運転手はご覧のような青年ひとりでした。登り切るとボタニックガーデンの入口です。古い車輌を展示してある小さな資料館があり、私は鬚だらけの人形の運転手と一緒に写真を撮りました。

この辺り、カロリン地区はすべて自然保護区になっていて、時折キウイも見かけられるとか言いました。

ボタニックガーデンをはじめ整備や管理は市がやるのですが、ほとんどが退職者や、ボランティアの人たちがやるのだそうです。坂の街の住宅地帯には自家用のケーブルカーをしつらえた家が150軒以上もあるそうです。雪は降らず、零下の気温になることはなく、夏は涼しいと 良いこととづくめでしたが、風は強いことには覚悟が要るようでした。

   
議事堂







ウエリントンはニュー・ジーランドの首府です。

国会議事堂・議員会館・国会図書館などがならんであります。もと首府のオークランドは今では経済の中心となっています。蜂の巣のような形の建物は今は議員の事務所と接待用のセレモニーホールなどが入っていて議事堂はその隣にある大理石造りの建物です。
下の写真はその隣にある議員図書館。

ウエリントンの街の下を活断層が走っていて何年かに一度大きな地震があるそうで、これらの建物にはしっかりと耐震装置が設備されているそうです。
これらのまわりの広場は公園のようになっていて、警備員も居らず、のんびりと散歩を楽しんだりする広場になっていました。

この国の総督(英国王国女王代理)は女性首相、議会議長、ウエリントン市長も女性です。さすが世界で最初に婦人参政権を得た国でした。選挙は比例代表・小選挙区制ですが、マオリ系の議員がかならず5名は入るようになっているとのことです。
因みにですが、この国は原子力の父と言われノーベル化学賞を受けたラザフォードの出身国で100ドル紙幣に顔写真がついていますが、この国には原子力発電所はありません。

ロード・オブ・ザ・リング





ここはウエリントン空港です。ロード・オブ・ザ・リングのロケーションが、この街の近くで行われたと言うことでその宣伝のキャラクター人形がずらりと勢揃いです。真ん中に貼ったのは記念切手の垂れ幕でした。記念切手を買おうと思って、ポストオフィスを尋ねていましたが、そんなことに興味のない道連れと一緒でしたので、買えませんでした。帰ってきたらアカデミー賞総ナメです。悔しいことクヤシイコト!未だに恨めしく思ってブツクサ言っています。ハテサテ困ったことです。こうとわかればもっとキチンと写真を撮ってくればよかったのですが、何しろ予測のつかないことですから仕方がありません。残念ではあります。ここからクライストチャーチへプロペラ機で向かいます。首府の飛行場ではありますが、ここの飛行場はとても小さかったです。


2月22日 クライストチャーチ観光川遊び







ロマンチックな風景でしょう。観光用のお船で観光客が良い時間をすごしています。クライストチャーチの町を流れるエイボン川です。勿論ここは町の真ん中ではありませんけれど・・・。私たちはこの川沿いにある「モナ・ベール」と言う美しい庭園のあるレストランで昼食をとるのです。エイボン川は街の真ん中に通じています。ここの辺りは高級住宅が立ち並んでいます。どこを写してもみな観光写真の宣伝に使えるような雰囲気になります。この国では相続税がかかりません。これから食事にゆくレストランもそんな邸宅の一つです。裏門から入りましたが、裏門の門番の家がまた愛らしい美しい造りでした。川沿いにずんずん歩いてゆきます。樹木が枝をさしかわし、花々が競い合って咲いています。玄関の前にはベゴニアが、庭の川辺には紫と白のアガパンサスが真っ盛りでした。帰りに表門から出ましたが、途中にバラ園がありまして・・・。と書き切れません。表門の門番の家はそれはそれは溜息が出ました。想像なさってお楽しみ下さいませ。



川辺のレストラン




この花をくりっくすると
ベゴニアが見られます。


なつかしく見て下さる方も多分いらっしゃるのではないかと思っています。ツアーが選んでゆくところのようで、大変なれていました。
エイボン川に添ってゆくと、このレストランがあらわれます。大邸宅の一部をレストランにしています。私たちは2階で昼食のブッフェでした。たいしたものは出されませんでした。夜は多分盛装した人々の社交の場になるんでしょうね。

川に面した庭にしつらえた椅子・テーブルでも、沢山の人々が食事を楽しんでいました。

好天に恵まれて、うきうきしました。ここに働いていた日本人は、ワーキングホリディ・ビザで来ていて、来年は日本に帰ると言っていました。若い人々の行動力には感心してしまいます。

お昼なのでサービスもこんなラフな姿でした。一緒に写真を撮ると言ったら日本人女性を呼んできてこんな風に格好をつけて立ってくれました。

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