2月11日 |
昼と夜 |
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古い上着かけ・ハンガー・ブリッジと言うニックネームのハーバー・ブリッジは1923年から1932年にかけて造られたもの。オペラハウスは昨日紹介しましたが、帆船をデザインしたと思われています。でも設計者は「海の貝」「海に映る雲」だと言っていたそうです。みなさんはどちらのイメージですか?14年かけて1973年に竣工しました。シドニー港の昼と夜を、わたしの少しフォーカスのあわない写真ですが、ご覧下さいませ。このブリッジをのぼるツアーがこの頃できて、人気だとのこと。かなりの難行と言うことでした。
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船のフィリピン・トリオ |
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「船の上で退屈することはありませんか?」
「そりゃ何にもない海です。ドバーッ、トバーッと船腹を打つ波の音をきくだけだと、退屈することもあるわよ。とくに凪いでいる海はナーンにもないんですもの・・・。飛び込んで泳ぐって言うわけにもいかなししね。そんな日に、船のスタッフはこんな可笑しなことをして見せてくれるんですよ。」
「フィリピンの人たちですか?このトリオは・・」「そうなんですよ。他の3人は日本人スタッフですけれど・・・。
フィリピンの人たちが300人近く働いているそうですよ。
英語とタガログ語が彼らの共通語ですけれど、日本人より礼儀正しい日本語を使います。」
「ヘーッ。そうなの・・・。それもしかして皮肉ですか?」
「フフフ・・。どうかしらね。」
「それで何を歌うのですか?」
「何でも歌うわよ。タンゴ。ワルツ。ブルース。日本の歌も唱うことがあるのよ。私はイエスタデイワンスモアをリクエスト。よかったわよ」
「フフーン。成る程。その気持ちわかるわ・・・・。
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2月13日 |
キャプテン・クック |
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メルボルン・フィッツロイ公園の中にあるキャプテン・クック・コッテージ。小さな窓です。英国には窓税と言うのがあったそうです。それで窓は小さいのですって!
ここにはキャプテン・クックは住んでいませんでした。両親の家だと言うことです。イギリスで競売にかけられたのを、縁の深いメルボルンのラッセル・グリムウエイド卿が買い取り、ここに復元したものです。
クックの海洋探検で特筆すべきことは三度にわたる長期の航海のあいだに、陸地を発見するたびに積み込んだ新鮮な野菜類のおかげで、壊血病で亡くなった船員は一人もいなかったことでした。
彼の栄養学的洞察力を知ることができます。
このコッテージには彼の使ったものとして小さな木の箱があります(左下)。誤解によるのだそうですが、彼はハワイで原住民に殺されました。
優れた航海士であり、地図制作者であり、天文学者でもあったクックは五十一年の生涯でした。
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王立植物園 |
紫陽花園です。ポインターを載せてください
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メルボルン王立植物園です。植物園と言っても、これはひろーい、ひろーい公園です。一万二千種類の植物が植えられてあるそうです。植物の勉強なんかそっちのけです。それでも門を入った所でうっすらと彼方此方の木々の花の匂いが漂って来ました。上はヴィジターセンターからすぐのところにある池です。池の向こうまで行ったら、時間まで帰って来られませんからと言うので、もうあきらめて人なつこくよってくる黒鳥を見ながら、この池の端のベンチで休みました。
この国に来ていつも驚くのは、シドニーの美術館でもこの植物園でも、高校生から小学生のようなグループがあちこちでみられることでした。校外学習をする施設が充実していることにも因るのでしょう。山あり、谷あり、池あり、芝生あり、諸処にベンチありで、あまりの広さに少し彷徨いて路に迷い、待ち合わせ時間に五分遅れました。五分でよかった!。面白かったのは、この国の人たちはとてもペット好き、犬好きだけれど、許可を得た上で一家に犬は二匹しか飼えないと言う規則があるそうですよ。猫はどうなのかは聞き忘れました。
ここにはいろんな種類の紫陽花の植えられている設備がありました。それこそいろとりどり、見たこともない色の紫陽花に驚きました。
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メルボルンの教会 |
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セント・パトリック大聖堂はメルボルンの象徴的建造物です。この建設に使われたブルーストーンは、となりのフィッツロイ公園のところから採取されて、その跡地が公園になったのです。
ブルーストーンと言っても今はもうすっかり色が変わっています。でも底に少し青みを帯びています。1858年から80年がかりで建設されたものだそうです。
首都がキャンベラに移るまでここが首都でしたので、大学、美術館、植物園など文化施設が整っていて、とてもいいところでした。議事堂なんか未だに可愛い王冠をかぶった灯りがついていたりしていました。
ここは世界でも住みよい都市の一つとして数えられています。四季はありますが、冬でも零下になることはなく、夏も30度を超すことはないとか・・・。羨ましいと思いました。
街へ出て、お昼をとりました。日本で言えば立ち食い蕎麦やさんでしょうか?ヌードル・バーと言うところで、スパゲティとペンネを食べましたが、サラダのメニューにガドガドと言うのがあり、内容の一つに何と豆腐とありましたので、ためしにオーダーして見ました。出て来たものは「厚揚げとうふの薄切り、ゆで卵、ポテト、いんげん、もやし、きゅうり、キャベツ、葱などがごちゃごちゃと盛りつけられ、その上に挽肉いりのソース」でした。名前がガドガドですからちょっとゴタゴタしている感じ・・・。これは私の頭の中のことでしょうか?
ガドガドの野菜はポテトとインゲンは茹でてありましたが、胡瓜、もやしは生でした。あまり美味とは言えませんでしたが・・・。最後まで野菜不足の解消のために食べました。その上にモッタイナイ世代に属する我々ですからね。ここでナミダ・・・
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