8月22日 |
モンブラン初登頂ドラマ |
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昨日着いたときの天候がウソの様に晴れて何と美しい風景でしょうか!これはやはり私の平素の心がけのなせる所だと、自らを褒めてやりたくなりました。フフフフ・・・。広場にあるこの像はいずれもモンブランを指さしています。日本の様な山岳信仰は全くなくて、山を悪魔の住処として恐れていました。このあたりの住民は産出する水晶を採取していましたが、山を征服するなどと言うことは考えなかったと言います。自然科学者ソシュールが、1760年20才で、この周辺の山や氷河を研究しましたが、この山々の自然科学的な探求の為に登山経路を見つけた人に賞金をだすことにしました。しかし、26年間成功する人はいなかったのです。1786年になって医師のパカールと水晶探検家パルマと共に初登頂に成功しました。8月8日のことです。左の像はパカールの像で、モンブランに向かって坐っています。右の像は誰かは知りませんが、「見よあれがモン・ブランだ!」と言う感じです。みんなこれらの像のまねをして、写真を撮ったりしましたけれど、そんな人影を入れることが風景を汚しそうでお見せ出来ません。この写真で一番とがったのが「エギュイーユ・ド・グーテ」真ん中の穏やかな感じのが「ドーム・デュ・グーテ」その隣の小さな山は「ボス」そして本命の「モン・ブラン」と連なっています。左端は「エギュイーユ・ド・ソシュール」です。モン・ブランの下から氷河が流れおりているわけです。一寸わかりにくいでしょうが、写真にポイントをつけませんでした。美しい連山をご覧ください。
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シャモニー・モンブランの街で |
ついた日のお昼は山小屋風レストラン
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チーズをクリックして下さい
土曜日の朝開かれると言う朝市です。昨日の気まぐれ天気はどこへやら、素晴らしい天候です。肌寒い朝です。昨日は何にもなかった広場に、沢山の屋台店と言っても移動する大きな車輌を附随しての店がずらりと並びました。鳥の丸焼きは良い匂いを漂わせ、肉屋のおじさんは、写真撮らせてと言ったらはにかみ、魚屋のアンちゃんは格好をつけ、チーズを売る少女は笑ってくれました。いろいろな自家製チーズが珍しく、日本人でもあまり癖がなくて食べられると言う、エメンタールチーズをちょっぴり買って食べました。
珍しい野菜がイッパイ。キチンとフォーカスしていないのでごめんなさい。はっきりしません。ジャガイモとトマトと・・・などだけしか名前の分かるものはなかった。そして沢山の香辛料。流石に果物だけは分かったので、苺を一パックと大きなプラムを買いました。日本の苺のような粒揃いではなく、小さいのや大きいのがゴッチャゴチャに入っていましたが、とても美味でした。
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シャモニー・モンブランの街で |
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スイス体験なんて書きましたけれど、ここはフランスですから、少しフランスらしい雰囲気を味わいたいものです。そんなお洒落な街です。夕食をこの近くのレストラン・アトモスフェアですることにしました。でもドレスアップする程でもありません。スカートに履き替えて、主人は一寸ネクタイをして出かけました。二人きりでの外食なんて、日本の田舎暮らしではあまりないことです。夕方からこの前の広場は賑やかさを増していました。ヴァイオリンを弾いている少女がいて、結構上手でした。ストリート・ミュージッシャンとでも言うのでしょうね。ヴァイオリンのケースに観客がコインを入れています。レストランの開店は大凡七時頃からです。この旗の下を流れているのは氷河からの水・グレーシャーでコロイド状に白濁しています。結構な勢いで流れていました。レストランの席の足元を流れる感じです。スイスワインとお料理はサラダと、オニオングラタンスープと、ステーキをオーダーしました。サラダは二人で分け合うと言いましたら、ちゃんと二皿に分けてサービスしてくれました。半分ずつでも大量でした。オニオングラタンスープ(美味しかった)でおなかがイッパイになり、その後のステーキは食べきれない有様!いつもは欠かすことがないのにデザートなんかもってのほかと言うところでした。それにしても、あちらの方々は大食ですね。私も主人も身体はそんなに小さくない・日本人としては少し大きめ・ですが、マイッタマイッタ。体重増加は避けられそうもありません。モンブランとその連峰がロマンチックでしたが、われわれはややグロッキー気味でホテルへ帰りました。お疲れ様みたいな感じですね。
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カワイイネ・夏休みで家族旅行中 |
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マッターホルンへの入り口の町のツェルマットはバスが入れませんからティッシェと言う駅でバスを降り、列車に乗りました。前の席にすわっていたこの子達は英国から夏休みの家族旅行で、スイスに来て居たのでした。6才と8才。私たちの後ろの座席にお父さんが座っていたのに、側に行かず二人でじゃれ合って遊んでいました。お猿さんのような顔をしてみせたので「お猿さんみたいなお顔が好きなの?」と聞いてやったら、それこそ大笑い!!写真を撮ると言ったら途端におすまし顔をしました。どこの国の子供達もカワイイですね。
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