スイス2
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8月20日 | ベルンの仕掛け時計 |
あっちこっちで仕掛け時計を見ました。どこでもスゴイナと思ったのですが、ここのもスゴカッタです。定時の4分ぐらい前から、仕掛けが一つずつ動き出して時を告げた後で、鎮まるまでしばらくかかりました。ここはベルンの市の中心で門のあった所で、丁度12時、沢山の人が集まって仕掛け時計を見物していました。ニュルンベルグの職人がすべてを造ったのだそうです。この通りが一番の繁華街。前に立っている像は、ベルンを象徴する熊の貌をした騎士像。右側の像は、子供を食べています。気味の悪い食人の像ですが、ガイドの話によると、悪い子に対する戒めの像だそうです。それにしても可愛いお尻を見せている裸の子供に頭からかぶりつく像にはあまり感心できません。写真が暗くてはっきりしません。下手は棚に上げて置きます。 |
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大聖堂正面の天国と地獄のレリーフ | |
先日お見せしたベルン大聖堂正面のレリーフです。やはり少しお見せした方がいいと思いました。真ん中の天使が、罪業を見て振り分けるのです。向かって右が地獄・裸でもがいたり叫んだりしています。左側は天国・心地よげな衣服の人々が、楽しげに歌を歌ったり楽器を奏でたりしています。これが、15世紀に造られたレリーフだと思うと、スゴイ驚きと感激です。まだパソコンの楽しさははいっていませんけれど・・・・・。フザケスギダヨー。バカネ!やっぱり、少し見て頂きたいと願いましたら、こんなのがカメラの中から見つかりましたので送ります。 |
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アインシュタイン・州議会議事堂 | |
まだベルンにいます。街の中心のアーケードにアインシュタインハウスと言うプレートがかかっていました。アインシュタインは南独逸生のユダヤ人です。チューリッヒ工科大学を出て、ベルンの特許局技師となり、ここで1905年にかの「特殊相対性理論」 を発表したのでした。凡人には理解不可能・・・・。イイノ。イイノヨ。それで・・。若いときの顔と、後年の顔を重ねて掲示してありました。この現実には愕然といたしますね。ベルンにいますと、ここは学問の探究・思索には本当に適したところのように思われます。世界遺産になってからの街の中心街はうるさくて落ち着きませんが、昔日はきっと静かなところだったと想像されます。考えてみれば、私もその雰囲気を乱す一人でしたね。ゴメン!下は連邦議会議事堂。前には連邦26州を象徴する噴水が、時間を決めて足元から噴出するようになっていて、沢山の人がその噴出を見ようと集まっているところです。ところで、スイス連邦には、国家機関としての省が7つしかないそうです。各州の独立性を重んじているということですが、26の州にそれぞれ文部大臣がいるような構成になっているんですね。 |
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レマン湖畔・シヨン城 | |
ベルンを出てシャモニー・モンブランに向かうところです。途中、レマン湖畔のシヨン城に立ち寄りました。この城の建設は独特の様式で、美術的に大変価値のあるものだそうです。レマン湖に張り出した「岩塊の上の塔の塊」とはヴィクトル・ユーゴの表現だそうです。バイロンがスイスの愛国者・ボニヴァールの悲劇を詠ったことで有名になっている牢獄の部屋もあります。この牢獄には他にも有名な人々がつながれたそうですが、歴史音痴の私はそんなことよりもレマン湖と岩城の不思議に静かな佇まいに惹かれました。これからフランスのシャモニー・モンブランに向かいます。国境を越えることになりますが、国境とは名ばかりの建物があり、数人の職員が椅子に坐っているだけで、パスポートの提示もなしで通ります。 |
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8月21日 | モンタンヴェール氷海観光 |
シャモニーにつきましたけれど・・・・。着いた日にモン・ブランがまっすぐ見られると言うブレバン展望台へ急なケーブルでのぼりましたが、何と雪が降りしきる有様でした。視界はゼロ。誰の心がけが悪いのかとしきりに話題になりましたが、それはともかくとして、8月の北半球の積雪を楽しみ(マケオシミ)ふるえて下山。午後は晴れて来ました。プライヴェートで、このモンタンヴェール観光にでかけました。アブト式の登山列車に乗り、眼下にシャモニーの町を見ながらこの展望台に来ますと、フランス最大の氷海の先端が見渡せます。ここから小さなケーブルに乗っかって谷底へ降り、そこからまた200段余りの階段を下りて、氷河洞窟の入口につきます。氷河を形成しているのは、ただの氷ではなくて圧雪です。青みを帯びた半透明の洞窟の壁は層をなして見えます。200段余りの階段を帰りはのぼるわけですが、かなり大変。ゆっくりと歩いて下さいなどと、老人らしく注意を受けました。笑っちゃいます。 |