茫茫漫遊記 ウイーン・東欧編







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プラーター・大観覧車

厳戒態勢のブタペスト空港からフライト。五〇分ほどでウイーン空港に到着しました。入国審査もなしにするりとオーストリアに入りました。

映画「第三の男」の舞台となったプラーターの大観覧車です。プラーター公園は富裕階級の狩猟の場だったのが、万国博覧会のあとで開発され、今では市民の憩いの場になっているのだと聞きました。思ったより大きくない観覧車でした。

映画の三大傑作は「カサブランカ」「第三の男」「ローマの休日」だと誰かが言いましたが、これは独断と偏見でしょう。
それでもウイーンには、「第三の男ツアー」があり、あの男(オーソン・ウェールス)が逃げ回った下水道を巡ったりするのだそうです。

中央墓地

  

      ベートーベン           ビルロート

  ベートーベンのお墓にはあたらしい花が
  供えてありました。
  ここは音楽の街。多くの音楽家がこの
  墓地を訪ねます。近くに外科医・ビルロー
  トの肖像つきのお墓もありました。



この中央墓地は「第三の男」のラストシーンになっているところです。

広大な敷地を持つここは、ウイーン市内の墓地の整理の為に百十年余前に建設されたヨーロッパ最大の墓地です。

門が幾つもあり、プロテスタント、カソリック、ユダヤ教、その他の宗教、無宗教などと分かれていて、それぞれがそれぞれの形で葬儀をするのだそうです。

今でも土葬をすることが多くて、火葬を行った人の墓地は別に設けられています。

偉大な功績のあった人や、有名な人の墓地はまとまっていて、ベートーベン、モーツアルト、シュトラウスなどなどのお墓や、モニュメントがあります。

ウイーン最後の夕べと朝です
夕食はホテルから出てとります。レストラン街は
屋外に椅子を並べて客を待っています。
月光と蝋燭の明かりでとるウイーン
最後の夕食でした。
ウィンナシュニッチェルとワインです。

この風景はホテルから朝の情景です。


美術史美術館に行きました。ハプスブルグ家の所蔵品がここにおさめられています。入ってすぐの大理石の階段に度肝を抜かれます。
作品はどれも名品ばかり・・・。当然のことです。宮殿造りの壁面を覆うまでに飾られています。ハプスブルグの支配した地域からの絵画なので、イタリア、スペインの名画も素晴らしい。
最後にブリューゲルの部屋。ブリューゲルのコレクションはここが世界一なのだそうです。

美術館の前の広場にマリア・テレジアの像があり、丁度対面に美術館と対称をなすように、同じ様な建物の博物館があります。

ついで、新しく開館した現代美術館に行きました。こちらはクリムトや、エゴン・シーレなど世紀末の作家のコレクションです。建物の形も現代建築ですが街の景観を乱さないような工夫がされています。

旅はこれて終わります。少し疲れました。

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