茫茫漫遊記 ウイーン・東欧編




チェコ
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オーストリア ハンガリー ハンガリー  オーストリア
英雄広場




英雄広場で無賃乗車をおわりました。

ハンガリー建国の英雄達の銅像がズラリとならんでいる広場です。そこに大戦でも戦死者の慰霊碑があり、あたらしい花が沢山ささげられてありました。
朝日を受けてとても感動的な鮮烈な赤でした。


このあたりの道路のあちこちから湯気が出ているので、驚いてしまいます。訊ねてみますと、ハンガリーはマグマが浅いところにあり、地震はないけれども温泉は沢山あるとのことです。
大きなトルコ風呂の温泉設備は、堂々とした建物でまるで御殿の様に建っているのでした。

英雄広場とトルコ風呂とは変な取り合わせですが、まずは報告まで・・・・・


聖イシュトバンの手

ステファン大聖堂に入ります。



聖人にじょせられた、初代のハンガリー王・イシュトバーンの像を正面に掲げ、両側にキリストとマリアの像があるという異例の配置になっていて、建設当時には批判があり、完工まで50年近くかかったと言う曰く付きの聖堂でした。
主として赤い大理石が使われて、金色に輝く内装や装飾画は眼を奪うばかりです。1988年の聖イシュトバン没後950年祭にあわせて修復されたとのこと。
最も大切にされているのは、聖イシュトバンの聖遺物・右手のミイラの祭壇で、黄金の聖遺物入れの中に金の縫い取りをした衣の袖から爪先をそろえて握った形をしたその右手を拝観することが出来ました。

マーチャーシー教会

王 宮



マーチャーシー教会


                   
        王宮の岡からの眺め
  

ブタペストは川を挟んで「ブタ地区」と「ペスト地区」に分かれいます。

漁夫の砦のある王宮の丘に登ります。王宮の跡地には土産物や、レストランなどもあり、賑やかです。博物館、美術館もあり、その上ユダヤ人街の遺跡などもありました。

「漁夫の砦」は一際異色です。中世にドナウの漁夫達がここを守って戦功ががあったと言うことから、ここに砦を造ることが許されたとのこと。ここから見るドナウ川と対岸のペスト地区の眺めはすばらしい。

マーチャーシー教会はイシュトバン王が聖母マリアに捧げるために建設したもので、王家の公式行事・戴冠式、結婚式などが行われた教会だそうです。荘厳と言うよりも親しみのある雰囲気がありました。

この街にはヨーロッパ一のユダヤ教教会があります。大戦の時、規制の緩かったハンガリーに多数移住して来たそうですが、後にここからもアウシュビッツに送るようになったとか聞きました。何故かこの教会の廻りには警官が多く緊張を感じました。テロの後だからでしょうね。

マーケット




市場です。この街にはエッフェル塔を設計したエッフェルの設計による建造物があり、この市場もその一つです。

聖マルグリット橋、西駅などもそうです。この市場は鉄骨をさらしながらの力量感のある建造でした。

中は雑然としながらも賑わっていました。地下が魚売り場だと言うので見にゆきましたら、殆どが川魚の様でした。

ドナウ川ですもの、当然でしょう。水槽にギュウギュウ詰めになっている大きな鯉には驚かされました。

ここでフォアグラの缶詰と孫たちへの小さな木工の玩具をお土産に買いました。

オペラ座



ウイーンでのオペラを体験した私たちホテルの目の前にあるブタペストのオペラ座を見ると、そぞろ心が動きます。

夜は空いているから、オペラを観るのもいいだろうと考えてチケットを購入して、行ってみることにしました。
演目は新作オペラとパントマイムです。演目はともかく、内装はウイーンのオペラ座とは比較にならない豪華さです。カメラを持参しなかったのが、悔やまれました。

金と赤がメインとなり、彫刻、壁画、天井画など目を見張るばかりです。収容人数はウィーンの三分の一程度でしょうか。

演目は想像していたとおり、チンプンカンプン・・・。ストーリーを想像して楽しみました。いい体験でした。

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