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東北の旅行会社ではよく知らないところです。いまはネットで調べるとここは所謂観光地的なところではなく、国民休暇村としてレジャー専門の島で、宿泊もできるのでした
船着き場から国民休暇村の無料シャトルバスが出ていてそれに乗り、毒ガス記念館前でおろして貰います。自動販売機で券を買って入館。ここも受付の人が一人だけ、悲惨な時代を説明するビデオを写して見せてくれました。当時の防毒服だとかマスクなど、いまからみればまことに不備と思われる防毒の有様、工場設備に使ったものだとか、機密保持のための管理の有様、影響などを数多展示してありました。
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広島から列車で三原駅へ移動。ここから呉線で忠海へ、忠海港から小さな連絡船で大久野島へ十五分くらいで移動しました。
忠海のフェリー乗り場
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詳しく説明します。
この島は世界大戦の時代、地図か消された毒ガス工場の島なのでした。それまで生活していた七戸の島民は移住させられ、地図上からその存在を消していたのでした。
無人島も含めて大小三千もの島があると言う瀬戸内海の事です。忠海村の殖産のために企業誘致の一つとして招致した軍の工場が、毒ガスの工場だったと言うわけだったのです。地図から消されている間に造られたイペリット他の毒ガスは中国などで使用されて、先頃それが発見されたというニュースがあったことなどを思い出します。
満州の病原細菌製造工場とともに、大日本陸軍の陰の部分で、戦時には、大動員されたとのことでした。
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ポインターを載せて見て下さい
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国民休暇村となっていて、住民はいないとのことです。休暇 村の設備は宿泊もできますし、スポーツ施設はよくととのえら れていました。
何よりも驚きは野生となっているウサギです。
毒ガスのしまでしたし、住民はいませんから、ペットの猫も犬 もいません。天敵は毒ガスで全滅でしたでしょうから、多分実 験動物だったウサギなのではないかしらと想像しました。
野生になっていますから、餌をあげようとしたら囓られますよ などと注意をうけましたが、今ではウサギの島として知られて いるらしいです。 |
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