茫茫漫遊記 皆既日蝕体験編


秋田空港から始まる旅
   上海から同里へ   同里から上海へ   ソウル・京城・帰国




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儒教の祖先崇拝が根元にあるこの宗廟には、        朝鮮時代の歴代の王と王妃を祀るところで、           壮大な規模の廟です。


早朝、上海空港(新空港ではありません)から出発して韓国インチョン空港へむかいます。早朝ですので空港で朝食です。
「日式」「日食」が「日本食」なのだそうですが、何だか皮肉に感じます。何しろ私たちは「日食観測」旅行だったのですからね。私たちの日食と同じでがっかりするような お定まりの海苔にお魚の干もの、ワカメみそ汁、野菜の申し訳程度の煮物。たいしたことはモチロンありません。日蝕に希望をもったほどに望んではいませんでした
ガイドは日本に対してあまり良い感情を抱いていないように思われました。
日本では昔 京城 と呼び習わしていた此処 ソウル を決して 京城だったと言うことはありませんでした。

日帝強制占領期と言う言葉が解説の中に何度もありまして、私の胸に刺さることでした。そんなに悪いことばかりしたのかしら?発展に寄与したことも多々あったのではないかと言う思いが湧くのでした。

韓国の人たちには深いところで、まだ痛みがあるのでしょうが、日本人としてはちょっと不快なところがありました。これは不遜でしょうか?
 

   


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ここへのぼると雲の上と言うことになるのだそうです。下からあらわれる階段には、雲の形で飾られていました。

宗廟は1995年にユネスコの世界遺産に指定され、その祭祀儀礼、祭礼楽は2001年に「人類口承及び無形遺産傑作」となっているのだそうです。
 
また雨がチラット降り出したので、ちょっと雨宿りをして、ビデオで解説している映像を見ました。
今では 李朝 直系の子孫は絶えてしまっていますが、その祭祀は昔のままに行われ続けているのだそうです。
 
 
私は今回初めての韓国でした。若い友だちは、日帰りもできるし、良いところだよと言いますが、心の中に忸怩たるものがありまして、何回も思ったことですが、少し苦がありました。
 




壮大な宗廟のあとは・・・・・・?何でも売っているから「なんでもん」等とジョウダンがでましたが、これも壮大な 「南大門市場」の散策でした。 

サナギでしょうか。食用なのでしょうね。量り売りをしていました。
韓国語の勢いのいい言葉に圧倒されてしまうような感じで見てまわりました。買い物には気を付けて下さい、粗悪品もありますからと、ガイドがここでは神妙にいいましたが、何とすごい安さです。こんなに並べていて、安くて間に合うのかしらと心配になるくらいでした。
 




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このような生ものも全部道路の上に開かれているのです。露天です店が開かれていない時間には車も通るちゃんとした道路です。そうですよね。これだけの店開きをする道具です。車を使わないでは運び込まれないでしょうから・・・・、雨が降ったらどうなるのか聞き逃しました。 
道路交通法なんか シ〜ラナイ。

    


 このお店は露天の居酒屋 でしょうか?
 
日本だったら保健所の許可だとか何とか難しいことが要るので、不可能ですが、屋台というよりも堂々としたこんなお店がいっぱいありました。女将がここで注文を受けて調理するのです。

保健所?そんなものは
 
カンケイナ〜イ!


本当に活力溢れる市場の情景です。
この野菜売りは地べたにどっかりと座り込んで新鮮野菜を売っています。その傍ではシャツ靴下、ズボン、ジャージーの店8これもご覧のように、箱を重ねての即席店舗です。

見つかると処罰される偽ブランド品が堂々と売られて居ました。とにかくすごい!としか言いようがありませんでした。

     
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放火によって消失した文化財 南大門 は 復元されることになっていて、今はその場所をこのような覆いをしてありました。これは消失前の姿です。

ところで、中国ではかなり省略されているとは言っても、まだ解る文字がありましたので、判読も出来る部分があり、意味が少し通じましたが、ハングル文字は全く解りません。 漢字文化を捨ててしまった韓国、そこには日帝強制占領期と言う歴史が心の底にあるようでした。その当時は日本語を使っていたんですからね。 このトラウマをどう乗りこえ、今後に生かすようになるのかが、問題ですね。





夕食は海鮮鍋ということでした。
お鍋は底が少しへこんだお鍋でした。何しろ、韓国料理はうまれて初めての経験ですので、すべて驚きばかりです。この他に「雲丹のチジミ」と言うのが出てきましたが、とてもわからなくて困りました。田舎者はダメですね。ご飯にお汁をかけて食べるということそのことが、私の頭には入っていませんから・・・・。

お店の仲居さん?みたいな人が、甲高い声で、日本の演歌を歌って聞かせました。サービスのつもりでしょうが、これには疲れました。


一泊して、早朝に今度は金浦空港から羽田へ向かいます。
仁川空港と違って、小さい空港だと言う感じでしたが、国内線、国際線とターミナルが分かれていて、朝食は国内線ターミナルでした。
韓国の朝食は「ワカメ汁」だそうです。韓国ではワカメを沢山食べるそうですね。
出産のあと、キムチは3ヶ月くらい、母乳に悪いと言うことで、食べないと言うことでした。あの辛さは母乳にも影響あるのかしら。
とにかく今朝のワカメ汁は塩味で、お餅のような団子が入っていました。
今日であとは日本ですから、ホットします。ワカメ汁はやはり
味噌汁がいいなと言う思いがしました。




   




羽田へ到着。皆と別れて列車で帰宅です。

午後3時頃帰り着いたわが家が一番って言う感じでした。
凌霄花が塀越しに咲き盛り、日本の風景はいいです。

日蝕はとうとう見られなかったですが、初めての韓国、中国体験をしました。

これを参考にして今後の旅を楽しむことが出来ると思います。

ところで、日食観測のためのソーラーグラスを貰いましたが、使わないでしまいました。この次の皆既日蝕に使うつもりですが、世界中を飛び回ることも出来ませんから、あの世から使うようにしようと思って居ます。終わり。


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