飛鳥年末年始グアム・サイパンクルーズ








        



船内生活
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  12月30日

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早朝、グアムの港につきました。

埠頭での歓迎のダンスです。今では誰も身につけてはいないであろう民族衣装を身につけた男の子、女の子の一団が、私たちを迎えて踊っていたのです。小さな女の子が一人混じっていて、みんなと一緒に休みなく、乗客の下船許可が出るまで、2時間近くも踊っていました。
下船してから「いくつ?」と聞きましたら、「6歳」だと言いました。わが家の4歳児と同じくらいの体つきでした。
グアムはアメリカです。下船の許可を出す為に入国管理官が乗船してきて、対面審査が行われました。約500人の乗客と乗員全員の入国審査が終わらないと、下船できません。

審査が行われている間、ずーっと彼らは踊っていました。

冒険ダン吉を思い出すね。と言った人がいました。年が知れますが、本当にそんな感じの衣装でしたよ。そう言えば私の年齢もわかりますね。
グアムと言う名前は先住民のチャモロ(高貴という意味)族の言葉からなっているそうです。「グア・ハム(我々は持つべきものはもっている)」と言う意味ですって。チャモロ人の歴史は謎だそうだが、紀元前にフィリピン・インドネシアを経由して渡来した東南アジア系に人種と考えられているそうです。
日本が1943年に占領して、大宮島と名付け、第2次大戦敗戦時まで、戦場となったのでしたが、今はそのような様相は全く見られなません。すっかりアメリカでした。

日本占領当時には、この島を「大宮島」と呼んでいました。


  海中展望台


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最初に海中展望台(Fish eye)に行きます。
長い桟橋を渡り、螺旋階段で海の中に降りていって、自然の海に生きているお魚たちをみるのです。多分囲いはしてあるのでしょうけれど、お魚はあちこち動いて、あちこちの窓から見られますので、お魚の名前はわかりません。海の中に私たちもいるわけですから・・・・。硝子越しに直接海を見る趣向なのですね。
不思議な感じでした。周辺の海は透き通っていて、午後の太陽光を受けて、特に青が美しいです。
桟橋の上から沢山の細い身の魚・サヨリの一種だとかがきらめいて泳いで居るのが見られます。
内海は波が静かなのですが、遙かに見る沖の方には大きな波が寄せては砕けているのが見えました。


 アプガン砦


アプガン砦
(サンタ・アグエダ砦・スペイン総督の妻の名前からサンタ・アグエダと名付けたのだそうだ。)


アプガン砦は、現地人チャモロ族の大反乱に対する防備のため、1800年頃にスペイン軍の拠点となった砦です。

アメリカに統治になったときには、公園としていたそうですが、日本が占領した太平洋戦争当時には砲台として使い、地下に弾薬庫の跡も残っているそうです。かなりの大規模なものだったようですが、今は一部が残っているだけです。そして、今は軍事目的ではなく観光スポットとして、眺望を楽しむ所になっています。
大砲が三基据え付けられて、当時の姿を再現した形にしてありますが、勿論飾りです。

アプガン砦は、1800年頃にチャモロ族の大反乱に対してチロ総督率いるスペイン軍の拠点となった砦です。もともとはスペイン軍の拠点となった場所ですが、太平洋戦争当時は日本軍が砲台として使用しており、地下に弾薬庫の跡も残っているとのこと。

砦は本来の姿の一部分しか残っていませんが、その大きさにかつて強大な力を誇ったスペインの軍事力を知ることができます

アガニャ市街と、アガニャ湾
アプガン砦は小高い丘になっています。天気がよければここから首府であるアガニャ市街や、湾が美しく見渡せるということで、期待したとおりの景色が見られました。

ところでグアムの住民の九十五%がカトリック教徒で、19の村があり、それぞれにカトリック教会があり、教会を中心にして生活が動いているとのことでした。
淡路島くらいの大きさだというこの島の土地はグアム政府が20%、軍関係が20%民有地が60%だとか。
そして、人口のうち一万五千人が軍人だそうです。

プルメリア、火焔木・フレームトリー、ハイビスカス、ブーゲンビリア、ラブチェーン、そして椰子の木に寄生する蘭など、南国ならではの街路樹でした。
  


恋人岬


   

街を抜けて恋人岬という有名スポットへゆきます。ここには海にせり出した断崖と伝説がありました。

名勝地には必ずと言っていいほど悲劇が語られているものですが、ここもその一つ。

スペイン総督と結婚させられそうになったチャモロの恋人同士が髪をつなぎ合わせてこの断崖に投身したのだそうです。美しい海にせり出した岬、打ち寄せる波は遙に下の方に見えて、青い海は感動的です。

ボージョボーの実を使った願掛け人形を買いました。足や手を結んで願をかけると叶うとのことでしたが・・・・。

ちょっと裏の方にある店に入ったら、タオタオの木での手作りで素朴なチャモロの背中掻きがあったので、一本購入しました。木彫りで女性の姿をしている。日本でのいわゆる「孫の手」なのだが、面白い形でした。

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