9月23日 |
ペナン島の市場 |
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ポインターをのせて見て下さい
ペナン島の保養地としての始まりから考えると英国の影響が大きいことがうなづけます。マレー人よりも中国系、インド系が多いのは自然でしょう。港からまずはこの市場に案内されました。トロピカルフルーツのオンパレード。タロイモだとかなんだか解らない野菜がどっさり並んでいます。甘いお菓子類をずらりとならべた小父さんもいます。日本だったら、保健衛生法違反で捕まっちゃいますよね。衛生的な管理などと言っていたら、市場はみんなアウト!と言うことになります。
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ペナン島トライショーでの大行進 |
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オリエントエクスプレスの乗客の殆ど全員が下車してペナン島ペナン州の州都ジョージタウンにやって来ました。そして皆がこの人力車に乗って、街の目抜き通りを行進します。
私たちは体重過多かしらと思い、心配しましたが、ご覧の様な方々も、平然として乗っています。日本でだったら 遠慮してしまうかも知れないこんな体験も楽しいことでした。
街の人々は馴れきっているみたいで、珍しそうな顔もしませんでした。
中国人街、インド人街、佛教寺院、ヒンズー寺院などがあります。大きな立派な建物がありましたので、アレは何の建物かと尋ねたら、ドライバーは指を十字に重ねました。マレー本土でもあまり見られませんが、キリスト教会でした。キリスト教はこの国の宗教ではないのですね。
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ノスタルジアです |
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宮沢賢治の童話に出て来るようなシグナルがあります。もう日本では見られなくなったような気がしますがどうでしょうか?
最後尾の展望車からの写真です。40キロの走行ですから、こんなに親しい風景が目の前を過ぎます。ここはまだマレーシアです。間もなくタイに入ります。はっきりとここからタイですよとはアナウンスもありませんでしたが、風景はかなりの差がありました。イスラム国から佛教国にはいるのですから・・・・・。
田園風景はタイの方がのびやかなのではないかしら?一部だけしか知らない私には断定することは出来ません。線路の側にココナッツ、バナナなどがなっていて、緑がイッパイです。
一年中夏と言うことは、服装も簡単。馴れれば冷房も要らないでしょう。風に当たればいいし、暑い日盛りは木下の昼寝。そんなことを思うのは旅行者だからですネ。ここの人たちの実際の生活はそんな暢気なものではなさそうです。
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ダンサー |
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午後2時過ぎ、マレーシアから国境を越えてタイに入りました。風景が少し変わりました。雑然としていた風景が、少し整理されて来た感じがします。ひろい農地に牛が群れていたり、田圃がひろがっていたりします。何と言う木なのかは知りませんが、植林された林があったりします。
夕方、ディナーの前に、バーラウンジでタイのダンサーが踊りを披露してく れました。未だ20歳にもならないと言う感じの少女が狭いラウンジのイスの間で踊ってくれます。音楽が独特です。しなやかな指をご覧下さい。サービスにこんな風にモデルになってくれます。一緒に写真を撮りましたが、私の耳のあたりまでしか背丈がありませんでした。
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キャビン紹介2 |
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ディナーから帰ってくると、ご覧のように小さなツインベッドがつくられています。窓際にあった小さなテーブルがたたまれて、壁からパタンと引き落としたベッドに白いシーツがかけられています。脱いだ衣服はハンガーと、上の網棚に整理して寝ます。南国ですから、上掛けは薄い毛布に白いカバー。スリッパーは持参しなければなりません。
並んでいるコンパートメントをでると廊下があります。ここにも絨毯がしいてあり、壁面の木モザイク模様は落ち着いた色調でエレガント。
食堂車は一列車に二両だけです。他にバーカー。ライブラリー。小さなブティックがあり、乗車記念品などを買えます。
葉書を買い、友達に書きましたが、ゆれて、ゆれて、いつもの名筆(?)が、行方不明になるくらいの迷筆になりました。切手はサービスですので、列車の中にあるポストに投函します。届くまでかなりの日にちがかかりましたが、切手代は無料となっているのをいいことに何枚も書きました。それもひどい迷筆です。 貰った方は、判読に苦労なさったのではと思います。
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