アメリカ3
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旅情を誘う | |
アンソニーズ・ピーア・フォアの窓から見る夕景です。黄昏の光がヨットの帆、白い船に長くとどまっています。 遠く来たと言う感慨はこんな時に特にふかく思います。私と一緒に旅情を味わっていただきたく、今日はこれで終わります。 |
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ワシントンDCの空港 | |
さすがアメリカの首都・ワシントンの空港はすばらしい。明るく清潔で雑然としたところがありません。ごらんの様なガラスをはった壁面からすっきりと光が差し込んでいました。 ところでこの(DC)っていうのは何でしょうか。District of Columbia [コロンビア特別区]米国の連邦政府所在地で、連邦直轄地と言う意味だとか。と、言われても現実的にどんな意味があるのかわかりません。 歴史的建造物が沢山あり、景観も落ち着いていて、日本で言えば京都か奈良と言う感じ でしょうか。とても良い町でした。ただし、これは人種差別と言うことになるかも知れませんが、この街に働く黒人・有色人種の比率がアメリカの他の都市よりも非常に高いことを知りました。待遇も他の都市のような差別があまりなくて、収入の面でもかなり優待されて有色人種にとっては、住みやすいところだとか。お昼を寿司太郎と言うところで、日本料理のお弁当をいただきましたが、お寿司を食べに来ている人たちは、有色人種ではなくて、所謂白人たちばかりでした。日本酒のカクテルのメニューがあり、洋風にアレンジしてありました。日本酒のカクテルなんて驚きでしたが、試して見る気持ちにはなりませんでした。皆様ご存じですか?日本人は酒どころや銘柄にこだわりますが、お酒のカクテルってどんなものでしょうか? |
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ホワイトハウスとゼロマイルストーン | |
ワシントンでは必ず訪問するところにホワイトハウスがあります。ビル・クリントンの時にはツアーがあって内部を解放して見せたこともあり、当時のホームページを開いて見たことがありましたが、今はその気にもなりません。警戒厳重、この柵の向こうは一般立ち入り禁止。 日本の宮城並みになりました。噴水のある前庭の芝生は、ヘリコプターから降りる大統領を写すテレビニュースでおなじみの所です。 道路を隔てたところも広場で、この写真を写しているところに、アメリカの道路原標・ゼロマイルストーンがあります。広大なアメリカの国を測り始めるところがここと言うことです。お江戸日本橋とはちょっと違いますね。アメリカの中心がこの地なのだと言うことを再確認したと言うわけです。私にとって、ワシントンDC は初めての土地でした。他のサンフランシスコやニューヨーク、ロスエンジェルス等々とは全く違った雰囲気の所でした。いつかゆっくり一人で来てみたいところと言うのが感想のしめくくり。 |
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リンカーン記念堂の像 | |
Once upon a time, there lived a boy whose name was Abraham Lincoln. と言う文章を新制中学の教科書で習った事がありました。かの有名なリンカーン記念堂の像です。下はリンカーンが銃弾を受けて、運び込まれ、息を引き取った部屋のある建物です。その部屋は奇しくも暗殺者が、その前の日に宿泊していた部屋だったと言うことです。 リンカーンは何故こんなに日本人に親しまれているのでしょうか? 人民の人民による人民の為の政治 と言う有名なフレーズを大戦終了後の教科書で一番最初に教えられた世代の私でした。その代わり、神国日本の歴史や、大東亜共栄圏と言う言葉を忘れさせられたものでした。今はどうなっているのでしょうか? 日本にはリンカーンさんみたいな人は居ないんでしょうかね。 |
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国立アーリントン墓地 | |
小雨が降っていました。アーリントン国立墓地です。 観光地として見るには礼を失しているかも知れないと思いなが らの訪問です。戦死者とその妻、結婚していない18歳未満の 子供が埋葬を許されるとのこと。 歴代大統領などの墓地は一段と高いところに区画されて祀ら れていました。 山を登ると無名戦士の墓があり、衛兵が立っているのですが、 そこには詣りませんでした。 ケネディの墓(オナシスの妻となったジャクリーヌの墓が並んで いる)の入口近くには、有名なスピーチの一節「国のために何 が出来るか・・・・」が刻まれている碑があります。 整然と並んだ墓石は手入れされた芝生のみどりに映えていました。 |
ワシントン・ユニオン駅 アムトラックの車掌さん | |
ワシントンからニューヨークへ、アメリカの列車に乗りたいと思ってアムトラックを利用しました。実はもっと早くて凄い列車と思っていたのでしたが、実際のところ日本で言えば快速列車程度の早さではないかと思われました。新幹線に乗り慣れている私たちにとっては、ゆっくりと周囲の景色を眺めながらの旅になりました。ユニオン駅はさすがに立派でした。内部もお見せしたいのですが、容量の問題がありますから、今回は省略します。出発ホームは日中と言うのに暗い屋根の下でした。車掌さんが検札に来ました。3時間ほどでしたが、アメリカのひろいことを実感しながらの楽しい時間でした。 |