アメリカ2
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方向を変えるナイヤガラ川 | |
右側のほうから流れて来たナイヤガラ川がここで方向を変えます。淵のようになっているところへ打ちあたり、また右側奥のほうへ流れていきます。この左側の方でぐるりと回転するわけで、水は渦をなしています。その渦の上をこのケーブルでゴンドラがわたるというもので、何ともスリルがありそうです。ここは観光の一つの名所で、特に秋はメープルの紅葉がみられるので、すばらしいとか。この前来たときは、新緑の時期でこれもまたよかったです。 でも行列が出来ていて、時間をゆっくりみなければ乗るのは少し難しいでしょう。それに私は心臓(生理学的?それとも精神的?)が弱いから、時間がないことを理由にして遠慮しました。 この淵のめぐりでは鮭釣り競技会が開かれたりするそうです。釣り好きの方にはお薦めスポットかも知れません。 |
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ボストン美術館・天心園 | |
有名なボストン美術館ですが、今回は未熟な少年と一緒でしたので、ちらりと展示品を見て廻っただけでした。 この前に来たとき入館した正面玄関は工事中で横から入りましたが、全体的な印象は明るくなっていたような気がしました。日本の工芸品として「根付け」が注目を受けていて、新しく西欧の工芸家が作成したものも展示されていました。 フェノロサとの関係、岡倉天心がここに勤務して日本美術の紹介に貢献したことは知られています。この天心園は美術館の裏手にあり、とてもよく手入れされていました。遙か遠い国と思っていたのに、こんなところでとても日本的なものに出会うと安らぎます。西洋の庭園と違って、「茶の本」などを著した岡倉天心の庭ですから、特にそのような感を深くして立ちました。今日は少し神妙です。 |
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ジョン・ハーコック展望塔に映る古い教会 | |
15年前にはこの展望塔に登り、街を展望しましたが、今は閉ざされているとのことでした。理由は知りません。 全体が鏡状のガラスと言う実にモダンなビルディング。これが建設されるときには大問題になったそうです。隣の古い教会との乖離がその論争の第一問題でしたが、出来あがってみるとこれはまた不思議な景観が構築されました。悪くないねと言うのがその感想。 天辺の方まで写せばもっと魅力的かもしれませんが私の腕ではこれが精いっぱいでした。15年前は、ボストンについた夜、ボストン・ポップス交響楽団(ボストン交響楽団はアウェイでした)を聴きにゆき、ラヴェルの「ボレロ」の繰り返しに、ジェットラグの身は耐えかねて、安らかな心地でウトウトとしてしまったのが、忘れられない思い出です。ビーコン・ヒルの家庭でウェルカム・ランチをご馳走になったり、「サマセット・クラブ」では小さなパーティに参加したりしたものでした。プリマス・プランテーション。オルコットの家。メイフラワー号。などあちこち見てまわりましたが、今回は最終目的がニューヨークの息子の生活の視察ですので、みんな省略。ボストンで、9歳の少年の興味をひくところは、言葉のいらない水族館だと思って連れてゆきます。ハーバード大学や MITに連れて行って、教育婆を発揮したいところでしたが、止めました。これは正解ですね。 |
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ボストン・レッドソックス球場 | |
レッドソックスは今日現在、一位のヤンキーズを追いかけています。ボストンに来たからには、この古い球場を見ましょう。9歳の子供にも解りやすい。 アウェイで今日は試合なしです。球場前のグッズ売り場だけは開いているので、そこでボストンにいる間はかぶっている約束で、レッドソックスのキャップを買いました。日本ではあまり見られないキャップだと思いますが。 球場の鳥瞰図はプルーデンシャル・タワーのスカイウオークからのものです。街の中にあります。球場の入り口もとても古いし、その上、アメリカの球場は、各球場ごとにサイズや設定が異なり(歴史でしょうね)それぞれにローカルルールがあるとのこと。ここは狭い球場で試合のある日は、右の写真の道路の上に、天井が張り出され、道路ではないことになるのだそうです。アメリカでは公共の屋外ではアルコールが飲めないのだそうで、張り出し天井があると屋外ではないことになるんですってよ。 そこで観客は気炎を上げると言うことなのでしょうか。 |
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アンソニーズ・ピーア・フォア スチームッド・ロブスター | |
何故か食べ物をお見せしたくなる癖があります。 4番埠頭のレストラン・アンソニーズです。ボストンでのシーフードとなればここにいらっしゃった方が多いのではと思いながら・・・。15年前にもここで食事をしましたので、今回もと言うことでした。 ちっとも変わっていませんでした。メーンはこのロブスターです。紙製のよだれかけをかけて、イタダキマース。手がべとべとになって食べ終わった頃、アツーイハンドタオルのサービスでさっぱりして、そのあとアイスクリームにコーヒーと言うことで、私は勿論 ですが、孫も満足しました。ここで孫が「ア・歯がとれた」と言いました。.思いがけなかったことで、「歯」がとれたとは大変です。 こんな異国で歯医者さんへ行かなければならなかったら、どうしよう。一大事だ!大人だったらそう思いますよ!ネー。 ところが、とれたのは「乳歯」でした。ここで、私はほっとすると同時に「あーぁ、乳歯がまだこの子にはあったんだ。そんな子供をつれてきたんだなぁー」と言う感慨がわいて来て、連れてきたことの責任を強く感じたのでした。 |