永平寺2017年

金沢明立寺

日蓮宗のお寺でした。。
加賀藩は百万石の禄高を誇る外様大名の雄でしたから。徳川幕府からは常に監視されていました。幕府内では加賀征伐の計画があったとか言う話もあったといわれています。
加賀藩三代目にあたる　利常はそんな事態に備えて幕府の軍勢を迎え撃つ為の態勢を整えていったのでした。防備のための一つが、この妙立寺だと言われて居ます。

「忍者寺」と言って知られていますが、忍者とは全く関係がなく、あちこちに脱出の仕掛けや､落とし穴のようなもの、迷路のような廊下などが作られていて､案内の人が居ないと、出口に戻れなくなりそうな面白い？工夫のある寺です。
観光客には人気で、予約をしてでないと入れません。外国人には英語の説明書を貸し出していました。ここで写真は撮たないでしまいました。

兼六園

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金沢と言えば､まずは兼六園を思うでしょう。
金沢の兼六園・水戸の偕楽園・岡山の後楽園は日本の三名園です。築山・林泉・回遊式の庭園です。

庭のなかに大きな池を穿ち、築山（つきやま）を築き、御亭や茶屋を点在させ、それらに立ち寄りながら全体を遊覧できる庭園です。広大な敷地にいくつもの池を造り、掘りあげた土で山を築き、樹木を植えて、回遊するようにつくられたので、多くに寺院や､大名屋敷などで､座敷から座ってみる庭園と違って居ます。藩主たちは、長寿と永劫の繁栄を庭園に投影しての作庭を基本に置いたとされています。

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兼六園の名は、松平定信が『洛陽名園記』を引用して、宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望の6つの景観を兼ね備えている庭園と言う事で名付けたとされています。金沢城に隣接し、小高いところから海も望めます。

例年、十一月になると、枝振りの良い松の冬の装いである「雪吊り」を施します。その雪吊りをされて姿もまたこの庭園の美しさをそこなわないようにされるので、毎年テレビのニュースで見せられます。しかし、寒いと思いますよ。

一年中､庭園の管理に働く人々がいて、池の水草などをとって､水の中入って整備作業でした。この美しさを保つための大変な作業だと思って見てきました。

金沢城公園・橋詰門

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金沢城には、橋詰門から入りました。広大な城郭敷地は隣接する兼六園と一体化した感じで見てまわれるのですが、歴史を見ると､明治六年から
帝国陸軍省の財産になり、明治十四年に火災により石川門と三十三間長屋と鶴丸倉庫とを遺して消失したとありました。

明治三十一年に陸軍第九師団がこの城跡におかれて終戦。その後、昭和二十四年から平成七年まで金沢大学がここにありました。
平成八年から､石川県が國から取得して、金沢城公園として復元整備を始めたのだそうです。
平成二十年に金沢城跡として､國の史跡に指定されたとのこと。古くて､新しい金沢城址なんですね。

「金箔押熨斗烏帽子形兜」
城壁の外。石川門の下のところに立っている「前田利家」の像です。兼六園との間にあると言うべきでしょうか。
前田利家は流石　百万石の大名です。このユニークな兜が光っていました。
今回の旅は目的が別でしたから、下調べもしていない有様でしたので､帰って来てからの心残りが沢山あって、残念でした。以前、二十年くらい前に訪ねた金沢とは､全く様変わり・・・・・・。