十 一 月 七 日 | 十 一 月 八 日 |
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例の通り、神官の一人が立って、湯加持という清めの儀式をおこなったあと、辺津神舞を巫女さんが舞います。 そのあと、湯加持が行われ、壱の釜湯立て式、湯加持、弐の釜湯立て式、湯加持、参の釜湯立て式、湯加持、の順で神楽が進みます。 湯立て神楽と言う形式なのだそうで、下の神々の座します釜の湯をもって、座を清め、また 加護を願うのだそうで、湯加持が重要な意味を持つのだそうです。 |
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http://youtu.be/5a0dUPgjQ2U クリックしてみて下さい。 |
湯立て式までは、赤い被布をつけていた巫女が、白衣になって剣舞を舞います。この舞は山之神舞につぐ重要な舞だとされています。二人の巫女が刀を持って舞うと言う異色の神楽です。はじめは鞘をつけた刀、やがて抜き身にして舞います。舞い終わると今度は鈴をもって舞い納めました、 格別な意味を持っているのでしょうが、所作は大体似通っているような気がしました。巫女も神官も 慎み深く、笑うと言うことがありません。憑依の顔をしているとふと思わされました。 |
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衣冠束帯の斎主が上段の神前で祝詞を奏上します。 奏上の間、神官達と巫女達は平伏します。 その後、高位の神官が立って三個の大きな幣束を押し頂き 神前の斎主の処へ運び奉納します。奉幣式と言うのでした。 |
神官が立って奉幣式舞を舞います。これでお神楽の重要な次第が終わりになります。 ついで、御供頂戴と言うことになり、、神官が三人神前に御供えしてあったくさぐさのものを切り分けて、式台にのせて、御神酒と一緒に神楽座の方に運び、神楽を奉納した神官と巫女達が頂戴するのでした。 |
全ての神楽行事がおわり、神送りということになります。 今まで祭事を進めていた神主が、神楽座にたちあがり、 「かみおくるこうざのやまのくもはれて のこらでゆけやいそのかみがみ」 と唱えながら、神前にあった白木の枡から白いもの(多分塩)をと唱えながら、三度ほど撒きました。 この文言ははっきりしませんでしたので、聞きとったままを記しましたが確かかどうかはわかりません。 |
今まで座を仕切って四方に張られていた注連縄を。 「しめきるやしめきるかたな さえがたな さいわいここにきれる こがたな」 と唱えながら切り落とします。 これで神の座と、一般の人々との区切りがなくなりました。 あとはお遊び。神官と巫女のお膳が出てそこへ恵比寿が出てきてお膳の魚をつりあげると言う、目出度さの演出がありました。 |
朝六時の里宮です。満天星が真っ赤でした。 帰りは昨晩は見えなかった紅葉が盛りでした。 |
初めて霜月神楽を見に行った昨年は、道を間違えたのではないかと思うくらいでした。 この時季の午後七時と言うのは、真っ暗になっています。車がやっとすれ違える程度の山道をたどって行くのでした。 街灯なんかはありません。反射灯が車のライトで光だけの道です。 この道でいいのかしらと思いながら進んでいくと「霜月神楽」と書いた立て札がありました。そこからまた奥へ・・・・。 すると「霜月神楽駐車場」がありました。 そこから少し登ると提灯がついている会場の里宮でした。 |