茫茫漫遊記 伊豆大島・三浦半島・横須賀
竹芝桟橋より大島へ  
伊豆大島
   大島から熱海へ     三浦半島から
    軍港・横須賀
 

 
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横須賀で一番最初はペリー上陸記念碑です。
明治三十四年に建てられたもので、「北米合衆国水師提督伯理上陸記念碑」とあります。
「伊藤博文」の揮毫によるものでした。
記念館の中には、上陸してくるペリーの率いる一軍が丁寧に書かれた絵などが展示されてありました。




三浦半島に来たら城ヶ島ときめていました。白秋記念館があるからです。
  私は北原白秋系の短歌結社にぞくしていますので、ここは絶対に行きたいところでした。
  でも、本当はがっかりしたのです。今の人々にはもう忘れられるようになってしまった
  のでしょうか。
  白秋記念館は城ヶ島へ渡る橋の下にあったのです。「どうして?」と思うばかりでした。
  記念の碑はまた、わざわざ橋の下をくぐって降りる砂浜にポツンと立っていたのでした。
  舟の帆をイメージした碑だといいます。少しだけ寂しい思いがいたしました。



  雨はふるふる 城ヶ島の磯に 
    利休鼠の 雨がふる
   雨は真珠か 夜明けの霧か 
   それともわたしの 忍び泣き    
    舟はゆくゆく 通り矢のはなを
      濡れて帆上げた ぬしの舟
     ええ 舟は櫓でやる 櫓は唄でやる
        唄は船頭さんの 心意気
      雨はふるふる 日はうす曇る 
      舟はゆくゆく 帆がかすむ

あまりにも有名な 北原白秋の作詞した
         「城ヶ島の雨」です。
 歌曲としてもよく唱われますし、とても素敵で、
      私の大好きな歌のひとつなのです。



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軍港横須賀で軍港めぐりツアーに参加しました。

こんなツアーがあるとは思いもよりませんでした。結構沢山の参加者がいるようでした。

軍港という言葉に少々違和感をもっていましたが、横須賀は確かに軍港でした。

四十五分間、解説付きで軍艦をいろいろ見せてくれます。

   


全体の大きさはわかりませんが、これは横須賀に配備されている
原子力空母・ジョージ・ワシントンです。アメリカ国旗がはためいています。
全長320メートルで、乗員は六千名。と言いますから驚きです。
トテモトテモの大きさでした。クレーンは船の外にあります。
飛行機は搭載していません。飛行基地に移して、横須賀には船体
だけが寄港しているのです。この人数の乗員が(パイロット関係は
いないでしょうが)横須賀の街にくりだすことになりますから、
街は大変な賑わいになるとか。




潜水艦が二隻並んで背中を見せていました。潜水艦を見られるのは、横須賀と呉だけだと聞きました。


ツアーの間に見られる艦艇は
秘密とされることもなく、
写真撮影もOKでした。
軍港と言えば秘密かと思っていましたので
意外でした。



イージス艦二隻です。イージス艦とニュースなどで聞いていましたが、最新設備の電波探知機がついています。原子力航空母艦以外は海上自衛隊の艦艇です。
 
軍艦のさまざまを教えられましたが、どの艦艇も、昔の戦争の時代のように大砲の砲筒を
 船体から出しているものはみられません。
 
日露戦争の旗艦・三笠が今は記念艦となって
展示され、内部を記念館
 として見せています。こちらは大砲の砲筒を船腹にずらりと並べてありました。

東郷平八郎の銅像が前にたっていました。
 時間が遅かったので入らないで
前を通っただけです。


NHKでドラマになりましたから、「三笠」もわかる人が
多いと思いますが、今の若い人の目にはこの
古典的な構造の旗艦がどううつるのでしょうか。








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対岸は羽田から房総半島方面になっています。きれいだからちょっと写して見ました

今日が最後。明日は東京へまいります。ずっと和食の生活をしましたので、せめて今日は
それも横須賀だから、洋食にしましょうということで、レストランで一応のコース料理を
頼みました。
関白様からおサカズキをいただいて、ワインですからグラスを掲げあって、まぁ良い気分。
というところ・・・・。大したお料理でもありませんでしたが、老人には充分でした。
レストランは海に対していて、若い人々にはロマンティックでしょうが、まぁまぁ・・・。
私のカメラではこれが精一杯です。カメラの所為にして悪いですね。

東京へ向かおうと、定期バスの体験をして、
JR横須賀駅に来ました。

 JRの横須賀駅は小さかったです。
京浜急行の駅は繁華街の方にありましたが、
 こんなに小さい駅を想像していませんでした。
 駅舎から出るとすぐ軍港でした。
治外法権の米軍の大きな基地もありますので、
 まったく想像外のところでした。



     駅のすぐ目の前が軍港。

イージス艦・護衛艦きりしまが出航するところでしょう.。
乗組員が整列していました。列車の時間が迫っていましたので、出航を見送るというところまではみられませんでしたが、とても驚きでした。
軍国主義者でも、国粋主義者でもありませんが、いまの日本の情勢を考えるととても言葉にできないような思いが湧いてまいります

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