とらのお
 
     
 
 
 
   
 
  と ら の お ・ 虎 尾 草 

私の町は、山の中にあります。町並みを歩くと、知っている顔に(ほとんどが顔見知り)逢いますので、挨拶をしているのに時間がかかりますので、忙しく裏道を通ることが多いです。そんな道は道端に沢山の愛らしい野の花々が見られます。それらに親しんでいると、今度はそれで時間がかかります。
どちらがいいのでしょうか?
この虎尾草もそんなところに生えていました。手入れをするわけでもありませんが、丈夫に花を咲かせています。
 
サクラソウ科の多年草。

「とらのお」とよばれる草には仲間がいっぱいいます。さすが百獣の王・虎の尾!と言うところでしょうか。
ゴマノハグサ科のクガイソウもトラノオとよばれると言いますし、海にもあり、万年青にもこの名をつけたものがありますね。
これは多分「オカトラノオ」。長く垂れる花穂を獣の尾に例えた名前でしょうけれど、虎ではなく「猫の尾」だったらどうかしらなどと、つまらないことを考えます。「猫属」と言った方が幅が広かったんではないかしらなーんて、無駄話。