な    す  
     
 
 
 
    な す・ な す び・ 茄 子・ 茄           ナス科の一年草  
   
「親の意見となすびの花は千に一つの無駄がない」というのはご存じでしょう?花は殆どが結実します。親になってみて思うのですが、私は親の意見を無駄がないと思って聞いて来ただろうかと言う反省です。そしてまた子供たちはどうだろうかと・・・。

          
「秋茄子は嫁に食わすな」と言う諺?はどうでしょうか。この意味はいろいろあって、姑の意地悪で美味しいから食べさせたくないと言う嫁いびりだの表白だとか、また、身体を冷やして毒だから食べさせない方がいいといういたわりだとか、様々あるのですけれど、どれが適切な解釈でしょうか?

古い歌にはほとんど見られないとありましたが、現代でも、この優雅な花を歌ったものはないみたいです。食べることの方が印象的なんですね。

 

インド原産と言われています。熱帯から温帯に広く栽培されていて、日本では一年草として畑に作られますが、熱帯では多年草なのだそうです。
全体に細かい毛がついていて、茎や葉柄は紫色をしています。

初夏から秋にかけて、黄色の蕊をもった紫色の美しい花をつけます。実は主に紫色ですが、中には青い実をつける種類もあります。形もさまざまで、今ではベイ茄子などという新しい外来種もあります。

煮物、漬け物、天ぷら、焼き茄子、田楽と料理に馴染み用途が広いので、重宝な野菜ですね。

アメリカから帰国した息子が焼き茄子を所望しました。米ナスでは日本的な焼き茄子は出来ないですものね。