昔のことになりますが、仙台の家の小さな庭に泰山木の小さな木がありました。大木になったら大変なくらいの小さな庭です。
なかなか花はつきませんでしたが、ある年、一輪だけ花をつけました。でも私の背よりも小さな木でした。
その当時、花に興味があまりなかった私は、しげしげと見る事もない内に、花びらの色が汚れ、ポロンとちりました。そのうち、あまりに狭い庭なので、家の改築に際して整理してしまいました。あのままに育っていたら、ものすごい大木になって邪魔にされてしまったでしょう。
そのあと、憧れていますが、私の地方では朴の木は沢山ありますが、薫り高い泰山木はみることがありません。
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北米原産・モクレン科の常緑高木。
我が国には明治六年頃の渡来だそうです。はじめに新宿御苑に植えられ、次第に庭園木としてうえられる様になったとのことでした。
上野公園には明治十二年に南北戦争の英雄・グラント将軍が来日記念に植樹されたのがあるとの事ですが、今はどうなっているでしょうか。。
高さは２０メートル程にもなり、直径１５センチほどの９弁の花をひらきます。でも花の開くのは大木の上のほうで、下を歩いても見られません。写真をお貸し下さった長倉様は歩道橋の上から撮ったということでした。
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