菜の花  
     
 
 
 
   
 
     菜  の  花   

食用として葉や茎を含めて、浸し物、和え物など食卓の春を彩ります。
実を言うと、私菜の花のお浸しや和え物が大好きです。誕生日が二月ですので、此方では早いのですが、南の栽培ものがスーパーに並びますから、誕生日には必ず自分の為に食卓に並べます。主人には、自分の為だとは言わないんですが、私独りのお祝い気分・・・・。塩漬けしたり、汁の実にしたり、嬉しい春の色です。
 
種子は四十%もの油を含み、これを搾ったものが菜種油なのは衆知のことですね。言わずもがな・・・・。昔は灯火用としても使われました。化け猫が、行燈の油を舐めると言うのはカロリー補充でしたでしょうね。これをしぼったのが油かす。お花の好きな方は、多分何度かはお使いになったことがおありでしょう。穏やかな効き目で、何にでも使える・・・・感謝しましょう!
 
   アブラナ科、アブラナ属

油菜、菜種菜の「菜」 の花。暖かい地方では早春に咲きはじめますが、東北地方では桜よりも遅いくらいの時期に
なります。畠一面を黄色に染めて咲き競うのは見事。    
アブラナの原種は中国から渡来したもので、古代から日本各地で栽培されていたそうです。現在の菜の花畑の菜の花は、古代のものとは違うらしいですね。
 
小松菜、白菜なども変種の一つ。キャベツ、カラシナなども入ります。るいずれも草本で黄色の四弁花をつけるのが特徴。    
切り花用に使われるのは、「花菜」とよばれるチリメンハクサイ系統のものですとか・・・・。桃の節句には必ずと言っていいほど飾られますね。
 
 
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