な な か ま ど  
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     ななかまど ・ 七 竈                    バラ科の落葉高木

不思議な名前をもっていると思った木でした。
牧野博士の解説によると、七回竈に入れても燃えないくらいに燃えにくいからつけられた名前とあり、ました。この木の並木が美しい札幌の人は、樹液と言うか水分が多くて、火除けになると言うことでこの並木だのだと言いました。 
また、この木は良質の堅炭の材料だけれど、七日間も竈で蒸し焼きにしなければならないので、七竈なのだと言う説もあるそうです。 

いずれにしろ材質がかたくて、細工物に使われます。樹液は下痢に効果があると言いますけれど、今では使うことはないでしょうね。
 
 

高さは7メートルから10メートルにもなります。街路樹として植えられて、すばらしい紅葉もしますし、落葉したあとの赤い実も目立って美しいですね。生け花の材料にもなり、季節感があります。

実の写真はありませんので、花の写真を入れましたが、晩秋には実の写真を撮って挿入します。
短歌の材料としては、やはり赤い実がとられることになりますので、花の歌は二首です。
俳句の季語としては、晩秋になっていますからね。