む   べ  
     
 
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     む べ ・ 郁 子                       アケビ科の常緑蔓性草本  
 
    
私の町に生まれて大正時代の画壇で活躍し、また短歌もアララギ派に於いて作品を発表された平福百穂がこのむべを描いたものがあり、いつかは見たいと思っていた植物です。

でも、私の周辺にはこれを育てている人はありませんでした。

これは偶然、鉢植えにして飾ってあったのを発見。写真を撮らせてもらいました。いつの日かこの花を自然な形で見たいと思っています。
           
どれが雄花か、どれが雌花か確かめられませんでした。

偶然に郁子の実が手に入りました。クリックすると下から出てきます。
     
 

東北地方の一部、関東地方から沖縄、台湾などの山野に分布、山野に自生しています。
葉が7枚、5枚、3枚とつくのだそうで、造園士たちには縁起のいい木とされて、庭に植えたり、垣根や門に絡ませたりするとのことですが・・・・。

アケビと同じ頃に、葉の間から長い茎をもつ花を
咲かせます。雌花と雄花があり、雌花の方が大きく、数が少ないのは植物界の通念通りですね。
花は外側が少しクリーム色がかった白色。内側が赤みをおびた紫で、奥の方にグラデーション。
きれいです。


紫色の実はアケビと違って口を開きません。中にはアケビと同じ様な硬く黒い種がゼリー状のものに包まれて沢山ついています。このゼリー状のものは、うっすらと甘くて食べられます。
 
 
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