ま ん さ く
 
 
 
 
       まんさく ・ 満作 ・ 金縷梅                マンサク科の落葉小高木         
 
友だちの家では、垣根にこのマンサクを植えているそうで、雪解けがはじまり、まだ残雪がある時期なのに咲き出して、歩く人々が嬉しがるそうです。私も欲しいのですが、わが庭には相応しい場所がないので、残念に思っています。今日の写真は、平戸あきえ様から提供していただきました。

春一番先にさくので「まず咲く」から名付けられたというのですが、びっしりと咲くので「豊年満作」の意味があるとか、また、花が充分に稔らない米に似ているので、それを嫌って反対語の「満作」と呼ぶようになったとか。どれをとりましょうか。
 
花弁がちぢれていて、神秘的だとかで好まれ、豊作を祈る木として、農家ではよく庭に植えてあります。

日本固有の木なのだそうで、高さは2から3米程度にもなります。
一般のマンサクは黄色ですが、花弁の赤い種類や、二色になるニシキマンサクなどというのもあるそうです。

葉には止血の効果があるそうですが、使い方は知りません。

花の少ない時期のものですので、風雅でもあり、茶花としても栽培されて珍重されます。