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かえで
 
   ポインターを載せて下さい  
 
 
 
 
 
 
 
 か え で・楓・か え る で・鶏 冠 木

楓の葉が手のひら状に裂けて、秋には美しく紅葉することから「モミジの様な手」などと表現される「モミジ」はこの「カエデ」のことだとは納得できます。蛙の手に似ていること、鶏冠に似ていることからかえるで、鶏冠木とも言うのだそうです。でも、「ナラ・クヌギ・ウルシ・ハゼ。ニシキギ」等々、秋に紅葉する樹々を、同じように「もみじ」と呼びますね。混乱してしまいますが、「カエデ」と「モミジ」は同義に使われる程代表的な紅葉樹がカエデなのですね。
はてさて、そんな混乱しそうな理屈は抜きにしましょう。
万葉の時代から春は花、秋は紅葉が題材になりました。春の明るい華やかな花、秋の華やかな紅葉は燃え立つ炎と見たのでしょうか。華やかで明るくもありますが、散る、移ろう、さびしい、哀しいなど人生の無常を詠いあげるのには最も相応しいものだとも思います。

ポインターででるのは、カエデの花です。

右のは実です。羽根がついています。種類は違いますが、大体同じ様な形をしています。
 
カエデ科。カエデ属

この属は北半球に140種が存在するそうです
私の知っているカエデの種類も沢山ありますが、日本を代表するものとして、イロハカエデ、オオモミジ、ヤマモミジ、ハウチワカエデ等々数え切れません。またこれらを原種とした園芸品種はそれこそ大変な数にのぼります。
 
そんなわけですから、いい加減な私は「キレイナモミジ」と言ってまとめることにしています。いい考えでしょう?そんなわけでこの写真はわがやのキレイナモミジです。短歌もそんなわけで数かぎりありませんから少しだけ・・・・。