ジャガイモ
 
       
 

 
 
    ジャガイモ。ジャガタライモ・馬鈴薯            ナス科の多年生草本  
 

ジャガイモの畑を思うとき、必ずテントウムシだまし(にじゅうやほしてんとうむし)を思い出します。ナナホシテントウ虫は害虫を食べる益虫だけれど、騙しですから同じ形でも害虫で葉っぱをたべます。
第二次大戦終戦の年、畑でこの害虫を殺す作業をさせられました。茄子科植物の葉っぱを食べるんですね。幼虫ももぞもぞと・・・・。見つけたら潰すと言う作業です。毎日毎日・・・・。今のように農薬なんか使っていませんから、スゴイ繁殖力です。潰すとひどい匂いがします。
食糧難の時代ですから、彼らに光合成をしている葉っぱをスケスケにされると、ジャガイモが大きくなりません。
ため息をつきながら害虫駆除作業と言う殺害を続けました。今ならイチコロのお薬散布でしょうね。大変だったけれど思い出に残っています。  
    
 
ペルー・チリなどのアンデス高地原産。世界の温帯地方にひろく栽培されるようになっています。

ジャガタライモと言う名がありますが、日本への渡来は1598年・オランダ船がインドネシアのジャガタラから持ってきたとあります。それでジャガイモ・ジャガタライモなんですね。アンデスから直接来ていたらアンデスイモだったかしら・・・。これは冗談。 
漢名は「洋芋」または「陽芋」なんだそうです。

ご覧の様に花が綺麗で、西洋ではブーケにして使ったそうです。匂いは良くありません。

北海道が主たる産地で、種類もいろいろあります。
男爵がもっともしたしまれ、メイクイーン、北あかりなどなど、どれも美味しい。