日 本 1
|
12月31日 | あけましておめでとうございます |
伊勢へ行って来ました。伊勢と言えば赤福ですよね。大晦日の夕方おかげ横町へゆきました。少し暗くなっていて綺麗には写せませんでしたけれど、ここが本店?だと聞きました。店先にある不思議な形のお釜。「触ると熱いです、ご注意下さい」とありましたが、用途は書いてありません。気になって気になって仕方がない!のは老人の悪い癖。 「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」「これなにさつかうのだべ?」と秋田弁で聞かずに「これは何に使うお釜?」といとも軽やかに尋ねると、「お店で召し上がるお客様にほうじ茶を差し上げるためのお湯をわかして居るんです」と言う。何とも単純な答えが半纏を着た少し若くない男性からかえって来ました。私はテストは落第だけれど、これくらいは解る・・・。なぁんだ。若返りのお湯を湧かして居るのかと思ったなどとは言い返しませんでした。大晦日に内宮にお詣りしました。元日に来て、もしかして大混雑に巻き込まれしてアウトになったら困ると思った慎重さは褒めて戴きたいです。さて、その後はどうなったか、つづきは明日のお楽しみ!おしゃべりが過ぎるので、気をつけなさいなどと言う御神託が出たりすると困るので私はお神籤をひかないことにしています。その方が精神衛生上いいですよね。 |
|
1月1日 | 五十鈴川の御手洗所(元朝) |
まずは外宮の方から参拝しました。豊受大神宮です。こちらは天照大神のお食事担当の神様。食事は私にとっても一大事ですので、丁寧に拝みました。ここから内宮までは5キロくらい離れています。内宮について、五十鈴川を渡り、さくさくと参道の小砂利を踏んで歩み、しばらくすると、この五十鈴川の御手洗です。川原につづく石段を下りると五十鈴川の清流。太古の昔は、ここで禊ぎをしたのでしょうが、そこまで信仰している訳ではありませんので・・・しません。それにそんなことをしたらどうなるの。神域には確かにそんな気分にするような、大樹が繁りあっています。御手洗は柄杓を置いた、一般の神社で見かける普通の場所もありますが、ここにお詣りするからには、五十鈴川に跪いて手を浄めます。私の夫がいま波紋を作っています。ここで仕事をする人は300人以上と言います。いつもならば小砂利に水が打たれて、ますます清浄な雰囲気になるところでしょうが、今日は引きも切らぬ人群れで、土埃がたっていました。昨夜、充分に拝んだから、簡潔に天照大神を参拝。今までいろんな事があったけれど、無事にここまでたどり着いた事を感謝して、今後については欲張らず「どうぞよろしく」と言う結論で・・・。 |
|
朝熊山はアサマヤマと読むのです。エーッ! | |
英虞湾をアゴワンと読む。地元の人には不思議はありませんでしょうが、旅人は迷います。ここから見る初日の出はきっとすばらしかった事でしょう。山頂の岩の上でシンセサイザーを演奏している人がいました。すてきでした。初日の出を拝んできっと神々しい気持ちになっての演奏でしょう。私も心が澄むような感じがしました。ここにはいろんな難しい読みのある地名がありました。畦蛸(アダコ)国崎(クザキ)相差(オウサ)石鏡(イジカ)等々。この山には、昭和天皇と皇后が立たれたところで、御製の碑がありました。「おちこちに朝霧こめて秋ふかき野山のはてに鳥羽の海見ゆ」とはそのままの眺望でした。秋ではありませんが・・・。 |
|
世界中の女の首を真珠の首飾りでしめあげてやる!なんて言う言葉を聞いたことがあったような、なかったような。 | |
御木本幸吉記念館で、感動したのは、妻ウメの夫を信じる心と、その妻に対する幸吉の心でした。32歳で亡くなった妻。幸吉は再婚をすることなく、96歳の生涯を過ごしたと、言います。養殖真珠がこのように一般的になるまえ、世界の貴族や王族は、天然の真珠を装飾品として用いていたわけで途方もない高価な装飾品だったのですね。真珠博物館では、その時代の記録や、装飾品を展示してあり、女?としては実に感慨深く、御木本幸吉の業績を今更のように思いました。核入れの実演コーナーでは、親切な女性が、写真のためのポーズをとって下さいました。ワタクシは首をしめあげて貰う必要なしの年齢ですから、売店には興味なし。海女さんたちが、アワビだとかサザエをとる実演をして見せてくれました。ショーですから、古来の服装でしたが、今は黒いウェットスーツを着ているのが普通だそうです。寒そう! |
|
鳥羽展望台からの眺望と山口誓子の句碑 | |
鳥羽展望台からの情景です。山口誓子が伊勢の生まれの方だと言うことを、昨日おかげ横町の記念館で知りました。清澄な句を為す俳人と知って居りましたが、ここの生まれとは知りませんでした。投句箱がありましたので、私も一句投句してまいりました。「瓶に差す万両一枝年を越す」大晦日の夕方の感慨でした。お笑い下さい。 |
|
ディナーはセットメニューです。 | |
食いしん坊の旅行記には欠かされない写真です。伊勢エビのクリームスープ 伊勢エビのアメリカンソース オレンジシャーベット。メインはアワビのステーキ 香草入りソースです。アワビは大根と一緒に茹でてから、処理するそうです。蛸も烏賊もあわびも大根と一緒に調理すると柔らかくなるんですってね。私は主婦だなんて威張っていましたけれど、それは知りませんでした。食べるのには一生懸命。体重を気にしながらの食事は大変ですが・・・・。一度ぐらいはマァイイカ。の繰り返しをしています。皆様は如何ですか?イヤシンボ丸出しの今日のおしゃべりでした。 |