ゆりのき
モクレン科の落葉高木
原産地は北アメリカ。日本に渡来したのは明治初年だそうです。成長が早いので、街路樹として多く使われています。
東京の国立博物館前にもたしか大木がありました。花にあったことはありませんが・・・。ここにはその由来が次の様に記されています。「明治8,9年頃渡来した30粒の種から育った一本に苗木から、明治14年に植えられた」
半纏木と言う名は葉の形が半纏に似ているから。チューリップツリーと言うのは属名からついたもの。ユリの木と言うのはチューリップがユリ科であることからついた名前でしょう。とにかく素敵な花です。
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ゆりのき ・ 半纏木
宮城県立美術館は私のお気に入りです。
ここの前にはさまざまな樹木がありますが、丁度ユリの木が真っ盛りは5月末です。
大木になっていますので、この沢山の花を仰ぎ見ました。花の季節は短くて、こんなに真っ盛りにであったのは初めてでした。
その上、ご覧のような大木で、半纏のようなひろい葉をひろげた上に咲いている花をしげしげと見ることはあまりないと思います。
ここは美術館が少し高いところにあり、ユリの木を見おろすことが出来るのです。
そして運のいいことに、剪定を免れた下の枝に咲いていた花を近々と見ることができました。
私の町にも、宮沢賢治から苗木を貰って植えたのだと言うのが、大木になっています。その他にも大木がありますが、とにかく葉の茂りあってから、梢に近く咲くので、あまり花は知られていないのです。こんなに美しいのに・・・。花のいのちは短くて、宣伝できないのが残念です。
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