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ゆり

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ユリ・百合・小百合・姫百合  鉄砲百合・白百合・山百合  姥百合・稚児百合等々… 写真は山百合です。強い甘い香気があります。ご存じの通り・・・。花粉が、衣服につくととれにくいので、活けるときにはとります。 ユリ科植物の総称として「ゆり」としてとりあげましたが、世界には100種を超える種類があるそうで、日本にはその内15種類程が自生しているそうです。 百合と言えば、鉄砲百合と言う人も、山百合と言う人も、そして中には黒百合だとか、姥百合だとか言う人もいると言う具合ではないでしょうか?それにしても姥百合という名前はちょっと身につまされますネ。 沖縄には「ひめゆりの塔」と言う慰霊塔があり、この花のイメージは清純な女学生の悲劇に重なります。  万葉集には「さゆり」「さゆり花」「草深百合」「姫百合」などと詠まれていますが、これは多分ですが「山百合」少し小さい「ささゆり」言う種類ではないかとのことです。 そんなわけで歌は、古歌をはじめとして沢山あります。どれもロマンチックな物語を含んだような作品になっているようです。 水戸光圀の歌もありました。 「草深み露の玉だれ垂れこめて   ひとり起き伏す姫百合の花」

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