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やまぼうし

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ミズキ科の落葉高木 ヤマグワは秋になって熟す実をクワの実に見立て て、野性のクワと名付けたのだとか。これに付随してのことです。 明治45年、日本からさくらをワシントン州へ贈呈して、それが、ポトマック河畔の有名なサクラになったことは、ご存じのことでしょうが、そのさくら贈呈の お返しに送られたのが、街路樹になっているこの種のハナミズキで、 日本のヤマボウシに似ていたので、 「アメリカヤマボウシ」と命名されたと言う話があります。 とにかく同じミズキ科で、同じ様な花をつけますから、混乱しても仕方がないでしょうね。
ヤマボウシ・ 山法師・ 四照花・ ヤマグワ 晩春。緑の葉の上にこの白い四弁はとても目立って美しく見えます。薄黄色にもあるそうですが、見たことがありません。 友達の家ではこんもりと枝を整理して、毎年の様にとても良く咲かせています。その真似をして、頼んだら届いたのはベニヤマボウシでした。ベニといってもピンクです。私は白が欲しかったのですが。 クリックして下から出る白いのは友達の家のもの、ややピンクがわが家のものです。 残念ながら、木の下の方から見たのではあまり綺麗ではなく、遠目に見た方が素敵です。 その年によって花付きが悪かったり、よかったりして、持ち主の性格をうつしているのでしょうか。そろそろ落ち着いてもいいと思うのですが・・・。 花の様に見えますが、包片です。中心をよく見ると小さな花弁と雄蘂と雌蘂をもった多数の小花が球状に固まってついています。 漢名は四照花なのだそうです。山法師と言うのは、丸い蕾の集合体が坊主頭の様に見え、白い包片がその頭巾だと見立てたのだろうと、牧野の図鑑にはありました。

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