わすれなぐさ
南ヨーロッパから西アジア原産。ムラサキ科・ワスルナ属の多年草
少ししめったところを好みます。この属は沢山あって、エゾムラサキと言うのが日本にはあるそうです。いわゆるこの勿忘草が、今では野生化してあちこちで見られつようになりました。
この写真は園芸品種ですから、きれいにととのっています。高さは30センチくらいで、藍微塵などとも言うんですって。瑠璃色のはなは小さくて中心が黄色。白いのもあります。下に拡大した花を入れてあります。
忘れないでね。と言う言葉を、私は今まで何度言って生きて来たことでしょうね。
わすれなぐさ ・ 勿忘草
女学校時代の思い出につながるのは何故でしょうね。
花の名が何ともロマンチック・・・。
英国の花言葉である 「Forget me not」を直訳した名前。そして物語。
中世の騎士ロドルフが少女ベルナの髪を飾ってやるために、この花をダニューブの川岸に摘んでいたとき、足を滑らせてダニューブ川に落ちて流されました。
そのとき、「私を忘れないでくれ!」と言う言葉を叫んだのが最期。ダニューブの水に呑まれていったのだとか・・・。
皆様ご存じのお話ですよね。純情な若者の悲恋を思います。
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