つきみそう
月見草・ツキミグサ
ツキミソウと言うとみな様どんな花を思い浮かべますか。私は、黄色の花でした。でもそれはオオマチガイで、本当のツキミソウは白い花でした。
友達から分けて貰った鉢の月見草です。一晩だけの命、朝になるとピンクに色が変わって凋んでしまいます。
これは北米原産で、江戸時代に渡来し、観賞用に栽培されましたが、今では一般にはほとんど見られなくなってしまい、愛好者が大切にしていると言う形になってしまいました。
そして、一般には、黄色のあの待宵草を月見草と混同して言うようになったと言う次第です。
どれもアカバナ科です。
月見草とオオマツヨイグサは二年草。マツヨイグサは多年草です。
竹久夢二の詩では
「待てど暮らせと来ぬ人を宵待草のやるせなさ」とありますが、これは多分
「待宵草」の間違いでしょうけれど、雰囲気としては、
「宵待草」の方がピッタリするように思われます。
太宰治の小説の一節「富士には月見草がよく似合ふ」も
やはり黄色のほうがぴったりします。
箱根御坂峠にはこの言葉を刻んだ碑がありますね。
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待宵草・マツヨイグサ・
オオマツヨイグサ
マツヨイグサはチリ原産。オオマツヨイグサは北米原産です。
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