た で
タデ科。タデ属の総称
蓼は野山、水辺にも自生する草で、種類が多く、染料として重要な藍も蓼科の植物で、写真はその藍の花です。
晩夏から初秋に茎の枝先に花穂を出して、紅色から白までの密集した小花をつけるのは、ご存じの通り。
犬タデ、大毛タデなど丈の高い種類もあり、一概には言えません。
万葉集から現代まで歌に詠まれることが多く、種類が多いからだけでなく、花の形も目立って、季節を感じさせるものだったのでしょう。
たで・穂蓼・犬蓼・八穂蓼
「赤まんま」と言う名前で愛されているのも、極々普通に見られる草だから、子供にも愛されたのでしょう。でも、「蓼食う虫も好きずき」って言う言葉があるとうり、葉や茎は辛くて刺激が強い味がするんだそうです。試したことはありません。
昔はこの蓼の葉(何という蓼なのかは詳しくは知りませんけれど)をすりつぶして川に流して、その毒で魚を捕る「蓼流し」ということが行われたと言う話です。
青蓼と言う種類の蓼は葉を細かく切ったり、すりつぶしたりして酢であえ、鮎料理に使う「タデ酢」
になりますから、栽培もされているそうです。
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