秋明菊 しゅうめいぎく
キンポウゲ科イチリンソウ属の耐寒性多年草.
毎年花を咲かせる宿根草です。
古い時代に中国からやってきて、野生化したものだと言われています。漢字で書くと「秋明菊」、秋の盛りの時期に開花する名前通りの花です。
もともとはキブネギク(貴船菊)と呼ばれ、は京都の貴船で多く見られたことに由来した名前だそうです。
これは濃いピンク色の八重咲きでいまでも特に「貴船菊(きぶねぎく)とも呼ばれます。
菊のような花なのですが、アネモネの仲間で英語ではこれはジャパニーズ・アネモネ と呼ばれているそうです。
日本の秋明菊とネパール原産のアネモネ種を掛け合わせて作られた園芸品種は一重咲きで花弁のような萼が四〜五枚のもので、いまではこれがが一般にシュウメイギクとして普及して主流になっているようです。
花色は白、濃〜淡ピンク、紅などがあります。花弁が少なく、花の丈はもとの秋明菊よりも高くなりました。
和風の庭園にも似合い、葉が根元の方に沢山ついて、花の近くには小さな葉だけしかなくて、清楚な感じになり茶花としても使われます。
和洋にあまりこだわりなく幅広く使われ、秋の雰囲気を醸し出します。