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せ つ ぶ ん そ う

 

キンポウゲ科の多年草
古名は、イエニレ(いへにれ、家楡) 高さ10cmほど。花期は2-3月で直径2cmの白い花を咲かせるそうですが、残念ながら私はみたことがありません。写真はメル友のものです。そして掲載歌の一首め・植松壽樹に「秋田にて」とあるのが印象に残りましたので、取り上げました。いつか私も見たいものだと思っています。
花弁に見えるのは萼片で、雄蕊は黄色。濃い紫色の雌蕊と共に萼片の中央に固まっています。

早春に芽を出し節分の頃に花を咲かせることから節分草と言う和名。
上掲の昭和天皇の御製にあるように雪の残っているような時季の花で、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっているそうです。
自生地としては、埼玉県小鹿野町、栃木県栃木市、広島県庄原市などがあると言う記事をみました。 関東地方以西に分布し、石灰岩地域に多く見られるとありますから、植松壽樹の一首は好事家の栽培してあったものだったのかもしれません。


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