トップページへ戻る
植物と短歌一覧へ戻る

さざんか・山茶花


ツバキ科・ツバキ属 日本特産の花木。山茶花が園芸木として使われたのは江戸初期からだそうです。 自生種は白花で園芸種がつくられるようになってから、色や花の形の種類が増えたと言うことでした。椿は原種が紅です。 サザンカと言う名前は、漢名の山茶花(サンサクヮ)から転化した呼び名だと言われています。ただし、山茶花は中国ではツバキのことですって。 そうですよね。「椿」という字は漢字ではなく日本で出来た国字なのですから・・・。
 山茶花・さざんか 椿と山茶花の違いを私ははっきり知りませんでした。雪国にはあまり山茶花はないと思います。秋から冬に咲く山茶花は雪囲いの下で咲いても何の意味もないからでしょうね。仙台あたりでは沢山見かけますが、冬の花木は雪国には馴染みません。仕方がありません。 山茶花の花びらは一枚ずつ散り、椿は雄蘂や花弁の下部が筒状になっていて、散るとき花首からぽろりと落ちる。 今は環境汚染がどうのこうの、火災の危険がどうのこうので、、町でたき火が出来なくなりましたが、あの懐かしい童謡を思い出しませんか? 「さざんか、さざんか咲いた道。たき火だ、たき火だ。落ち葉焚き。あたろうか、あたろうよ。」 が晩秋の風情でしたね。 「しもやけお手々が   もうかゆい」 などというのは、今の子供達にはゼッタイわからないことでしょうね。

[上へ戻る]

トップページへ戻る
植物と短歌一覧へ戻る