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サビタの花

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ユキノシタ科の落葉低木 最初に私はこの木を「ノリウツギ」と覚えました。 これが「サビタ」だとは知らなかったのです。 そして「サビタ」と言うのは北海道の方言だとあとで知ったのです。アイヌの人々がこの植物の根でパイプを作ったそうです。白くて美しいものだそうですが、煙草に詳しくない私にはわかりません。 和名は「ノリウツギ」でこれから製紙につかう糊をとったからついた名前だそうです。 日本全土の山野に生育し、特に北海道に多いと言うことです。
サビタ・ノリウツギ・ ノリノキ・ニベノキ 「ノリウツギ」と言う名前で覚えた木が「サビタ」だったと知ったとき、初めて原田康子の「挽歌」の雰囲気がわかったと言うノロマものです。私は・・・。 そう言われれば、昔「サビタの花」と言う歌謡曲を、たしか「伊藤久男」が歌っていたわ。それがこの花なのかと、身近な所にあったこの花を見直したのです。 細やかな梅雨の降る日が、この花の盛りです。紫陽花が日毎に色を増しているころに、汚れのない白が本当に美しいのです。そして何とかしてこの苗木を手に入れたいと考えるようになったのですが、私の庭にも咲いてくれるかな、なんて考えたりします。

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