おおばこ
オオバコ科の多年草
日本全土の他、東アジアから東シベリアまで広い範囲に分布していて、平地から山地まで見られます。
葉は利尿剤や胃薬などに内服し、花のあとでつく細かい刮ハは車前子と言う名で、産後の腹痛の薬になったり、利尿・咳止めなど薬用になるのだそうです。
根が強くて、雑草だからと言って庭から取り除こうとしても、なかなか抜けません。
オオバコは大葉子から来た名前ですって、納得しますね。漢名は車前だそうです。
おおばこ・車前草・大葉子
気をつけて見ることもない草ですが、いま少なくなって来ているんだそうですね。年から年中道端に育っては花をつけているみたいな感覚で、本当にあまり気に掛けない雑草です。固くなった土の上でもがっちりとふんばっているのは見習うべきこと。踏まれても踏まれても立ち上がるその生命力。
幼い頃、これを摘んで根っこの近くの所を少しだけ柔らかくしたものを絡み合わせて、ヒッパリッコして遊んだものでした。
そんな遊びは今どきの子供はしませんね。素朴でしたけれど、それが楽しかった。
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