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みずばしょう


サトイモ科の多年草 茎がなくて横に這う根茎から直接花柄をのばし てさきます。 雪とけ水で禊ぎをしているようだと私は思ったのですが、この白いのは苞でその中にある棒状の花穂に黄色の花がびっしりとついています。花が終わると、どっさりと芭蕉のように大きな葉がひろがってこの水辺を覆ってしまいます。 古歌には見かけない花だそうです。
みずばしょう・水 芭 蕉 先頃亡くなられた江間章子さんの 「夏が来れば思い出す    遙かな尾瀬 野の小道    水芭蕉の花が咲いている。  夢見て咲いている、        水のほとり…」 では、水芭蕉は夏の思い出の中に現れますが、私のところでは早春です。 桜の少し前が見頃。秋田の観桜会は桜がないままで始まることがありますが、遠くからの観光バスは、この水芭蕉群生地を見せてくれます。

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