クサソテツ・コゴミ
コゴミはウラボシ科の羊歯です
葉は長さ一メートル程にもなり、蘇鉄の葉に似ていることからの命名です。私の地方では「コゴミ」と言います。
かがんでいることを「こごむ」と言うので、こんな風な名前でしょう。小さく丸く背をかがめているくらいの時に食べます。
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行者ニンニク 山蒜。ユリ科
身体に良いと言うことで、栽培されるようになりましたが、以前には、このあたりではあまり食べませんでした。かなりきつい臭いがします。
こちらも天ぷらにしたり茹でたりして食べます。
臭いはありますが、くせはあまりありません。
短歌は見つけられませんでした。
草蘇鉄・こごみ
写真は、草蘇鉄です。まだ自然のものは雪の下にありますが、ハウス栽培で出荷されます。
いろいろな山菜がありますけれど、コゴミはあまりアクが強くないですから、茹でてクルミ和えにしたり、天ぷらにしたりして食べます。昔は春まで青い野菜を食べられませんでしたので、雪解けの山に萌え出す山菜は何でも嬉しくて、採りに行って、春をよろこんだのですね。
今はそんな季節感覚がなくなってしまいました。
草蘇鉄の短歌も食べ物としての作品ではありません。蘇鉄の葉のように育ったものが詠まれています。
蕗のとうから始まって、アザミ、アイコ(イラクサ)シドケ(モミジガサ)ホンナ(ヨブスマソウ)そして蕨に薇、ギボウシなどなど・・・・山暮らしの楽しみでもあります。
その内に、ここに載せることがあるかも知れません。乞・御期待。
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