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九輪草


サクラソウ科の多年生草本 幼かったとき、坪庭に植えてあったこの花を摘んで、蜜をなめたりしたことがありました。当然叱られましたけれど・・・。 花には必ず何かしら思い出がありますが、この頃になりますと嬉しい楽しい思い出も、みな亡くなった人とのことが何となく重なって思い出される様になってさびしくなりました。 今日では桜草と言うと、西洋桜草(プリムラとよばれている)が主となってしまって、日本桜草は少し別種のように取り扱われているみたいですが(そう思うのは私だけですか?)日本庭園の木下には、この日本桜草が絶対に似合うと思いますが、如何でしょう? 「これは桜草の女王になる」と言って下さった英国の園芸学者がいたそうですよ。
九輪草 ・ くりんそう 花が段になって咲きいくつもの層をなすことからの命名です。「しちかいそう」とも言うそうです。サクラソウ科の多年草。 日本産のサクラソウのなかで最も背が高く60糎程にもなります。一番下の花が最も美しく(写真では実になってしまっています)鉢植えにもされます。ややしめった日陰を好で咲きます。 この写真は毛越寺に行ったときに立ち寄った坂上の田村麿の伝説をもつ「達谷の窟(たっこくのいわや)」で、私の小さな幼稚なカメラで写したもので、心がこもっていないみたいです。

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