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くもきりそう

          

ラン科・
クモキリソウ属の多年草

あまり見かけない植物で、これを飾っていた食堂の人に聞きました。クモキリソウです。クモキリソウってどのように書くのでしょうかと聞きますと、解りませんけど、とにかくクモキリソウと言うのですとの答え。
調べてみましたら、蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草と様々でした。その上、このクモキリソウ属(リパリス)は形が面白く、変種が沢山あって、山野草の愛好家には親しいものだとのことです。
このクモキリソウも花の形が「カマキリのカオ」みたいです。淡い黄緑色でした。紫がかったのもあり、アオクモとかクロクモとか言っているとのことでした。六月頃から咲き出して、山地の疎林の下かげなどで見つけられるそうです。
蜘蛛の子が散り散りに離れてゆくような形に花がついているので、蜘蛛散り草となり、それがクモキリソウと変化したとか言う名前の説明も見ましたが、あまりピッタリしません。
このクモキリソウ属にはジガバチソウ、スズムシソウなど花の形が変わったランがあり、気をつけて居れば、よくある野生のランなのだそうです、それらにみな虫の名前がついているのも一興でした。

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