こうしょっき・もみじあおい
アオイ科、フヨウ属の多年草
北米の沼沢地の原産です。明治初期に渡来して花壇や庭園によく栽培されています。葉が三〜五くらいに深く裂けていて、もみじの形に似ているので、和名が「もみじあおい」になっているのだそうです。
同じくアオイ科で支那原産の黄色のトロロアオイの漢名が黄蜀葵(オウショッキ)だそうですので、紅色なので(紅蜀葵)と呼ばれたもののようです。
茎は直立していて二メートルほどになります。
花弁は五枚で基部が細くなっていて、花弁同志が少し離れて隙間があります。これもモダンで華やかに見える理由でしょう。一日花です。
もみじあおい・紅蜀葵
友達の家に毎年咲くのです。わが家ではありません。長いこと私の庭にも植えたいと願いながら、生来のうっかりもの。秋には根を分けてあげるわと言われていながら、花が終わるとすっかり忘れ、花が咲くと思い出すのです。そして咲いているお庭を見せて貰うと言う
ことを繰り返しています。
アメリカ芙蓉はわが家にもあって、やさしく咲くのですが、それと違ってとがった葉の感じがすっきりしてモダーンに見えるのも、田舎者の私がこの花を好む理由の一つです。ワカルデショ!
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