トップページへ戻る
植物と短歌一覧へ戻る

こうほね


河骨・川骨・かうほね スイレン科の多年草。浅い池や沼の泥の中に育ちます。 高さは20糎くらいで、泥の中から、長い柄が水上に出て、サトイモの葉に似た形の厚くて艶のある葉をひろげます。 そして太い花茎を伸ばして、先端に大きく鮮やかな黄色の5弁花をつけます。でも、これは花のように見えますが、本当は萼なのです。 そしてこの萼の中に沢山小さい花をつけるのでした。 河骨と言う名前は白くて太い根の形が骨に似るからだといいます。 「川骨・せんこつ」は漢方薬として用いられます。
「わが家の庭の池にこれがあります」と言いたいところですが、わが家には池がつくれるような庭がありません。息子の妻が、大きなバットに田圃の泥を貰って来て、植えました。 栽培して五年くらいたちました。 毎年鮮やかな花をつけます。このバットにはこの他に、スイレンだとか、オモダカだとかも育ち、オタマジャクシがチョロチョロ育っています。 ちょうどそんな時期にこの黄色い大きな花茎がでだします。花が咲く頃にはもう蛙になってしまいますが、毎年見せて貰って楽しみます。

[上へ戻る]

トップページへ戻る
植物と短歌一覧へ戻る